背後から聞こえた爆発音の主はロボットの1部を
持っている緑谷だった
一気に私達の頭上を飛び越えて行き
爆発はしたが何とか着地
未だに争っている私達3人
...悪いけど、利用させて貰うよ爆豪、焦凍
私は緑谷が起こした2回目の爆発と一緒に爆風に乗り
それと当時に爆豪と焦凍の背中を踏み台にして先程のように掌と足に火力を放出する
火力を勢いよく出した事で辺りの地雷は一気に爆発
最大火力で身体を押し出し
一気に緑谷に近づく
何故か彼は私が近距離戦が苦手と思い込んでるらしい
でもさ....言ったよね私
・・
幼い頃から色々叩き込まれてるんだよ
一気に近づいた私に驚いたのか慌てて個性で私を吹き飛ばそうと腕を前にやった緑谷
その腕を掴み自分の方へ寄せ
背中を踵落としで下へ叩きつけた
結構な威力でやったから暫くは立てないはず
そのうちに私はゴールへ突っ走った
爆発の時に着いた砂埃を払い
振り返って後ろを見たがまだ誰も来てない
足止めが効いたみたいだ
2位は緑谷、私より少し遅れてゴールした
続いて焦凍そして爆豪がゴール
...爆豪が凄い剣幕でこちらを見てる
うん.......許せ爆豪
暫くしてから順位を確認すると
A組皆ゴールしてた、青山ギリギリじゃん
......あ、そうだ
そう言って苦笑する緑谷...
てっきり落ち込んでると思ったけど違うみたい
「次は勝つ」そんな顔をしてる
その後の騎馬戦では爆豪と組み何とかハチマキを
守れた事で1位になった
そして今、昼飯を食べてます
急に手を前にやられ思わず開いていた口を閉じる
爆豪は壁に隠れながら何かを覗いてる
少し気になって私も見てみると、そこには
焦凍と緑谷だ
「母は俺に煮え湯を浴びせた」.......ね
私もその煮え湯を浴びてんだよ.......
ズキリと背中に走る痛み
...まだ背中が痛む
勝つ...ね...
次は最終種目のトーナメント戦
騎馬で上位に登った者だけが参加出来る競技
私も...ここまで来て負ける訳にはいかない
だから...
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!