五条「あ、じゃあもう過去いくんだ。」
現代に戻ってきてから2日。
今頃タケミっち達は幹部会だろうか。
そろそろ行かないといけない、とみんなに話した。
ちなみに、恵には空に星を描いて寝ると過去に行ける、と誤魔化しておいた。
虎杖「頑張ってなー!」
釘崎「なるべく早く戻ってきなさいよ!」
五条先生は今回の稽古の結果に打ちひしがれている私を慮って、過去の僕に頼めばいつでも稽古してあげるよ、と言ってくれた。
あなた「ありがとね!寂しくなったら戻ってくる!」
虎杖「おやすみー!!」
夜、恵の部屋に忍び込む。
ビリリッ
パチッ
あなた「うわっ!?」
千冬「急に叫ぶな。何だよ。」
特攻服を着た千冬とタケミっち、そして前を歩く三ツ谷くんと八戒。
あなた「いや、あの…今、未来から戻ってきた。」
武道「え!今!?」
あなた「これ、どういう状況?」
千冬から今日の出来事を教えてもらう。
………え、私、幹部会出てたの?
三ツ谷「なんでコイツらついて来てんの?」
武道「だって俺、当事者っスよ?」
千冬「付き添いです。コイツ、アホなんで。」
あなた「あ、私も。コイツらどっちもバカだから。」
「「てめぇっ」」
間違ってないでしょ。
三ツ谷「ま……いっか。」
高級そうなビルの一画にある部屋に足を踏み入れる。
武道「お邪魔…します。」
あなた「失礼します………っ、!?」
白い特攻服を着た人が3人。
乾「あなた…ちょっと話せるか。」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。