第31話

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2021/08/29 12:52






近くにあったカフェでタケミっちも合流して作戦会議。





私は千冬と稀咲と半間と一緒に、礼拝堂の外で大寿を迎え撃つことになった。




いくら大寿が強いといっても、さすがに4人もいれば勝てるだろう。









私は、この"4人で戦える"ことが間違いだと気付くことができなかった。





















決戦当日。








タケミっちと千冬と待ち合わせしている公園へ向かう。









武道「……今度は俺が走り続けることをここに誓う




あなた「?おーっす!」










2人に呆れたような驚いたような目で見られる。









あなた「………なんか今良いトコだった?」




千冬「それはちょうど終わったから良いけど…お前、髪の毛どうした!?」




あなた「あ、これ?さっき美容院で切ってもらったんだ〜」









ここに来る前、気合を入れようとずっとロングだった髪をバッサリと切ってきていた。









武道「ロングより似合ってんじゃね?」




あなた「私も結構気に入ってるんだ!でも、美容師さんが『デートですか?』って。殴ってやろうかコラ。」




千冬「可哀想な奴だな。」




あなた「お前もだろ!?」











そんなこんなで稀咲と半間と合流して、教会に到着した。




ここからはタケミっちは単独行動だ。










千冬「タケミっち、頼んだぞ。」




武道「任せとけ!」










後ろで結んだタスキをなびかせながら、階段を登るタケミっちの背中が大きく見える。










あなた「………私もタスキ欲しいんだけど。」




千冬「お前、隊長でも副隊長でもねぇもんな。兄貴と入ってたら、どっかの隊任せてもらえてたかもな。」




あなた「恵は絶対入らないね。相手の尊厳を脅かさない線引き…愛美愛主、だっけ。そのチームをボコす為だけなら入ってたかも。」




千冬「……………コイツら、元愛美愛主だぞ。」









千冬が後ろにいる稀咲と半間を顎で指して言う。





……え"、そこまでは知らなかった。










あなた「なんかゴメン。そういうつもりじゃn_________








バコッ










あなた「っ………、!ごめんって!!そんなに怒らなくったっていいじゃん!」




半間「別に怒ってねぇよ?ただ、バカだなぁって。」




あなた「…………え?」




千冬「あなた!コイツら……元から俺らと組む気なかったんだ!!」












…………嵌められたってこと?

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