第44話

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2021/09/12 14:32






タケミっちと千冬に、天竺や佐野家について教えてもらった。




12年後の梵天についても。





そして私も、祓ったはずのマイキーくんの呪霊がイザナくんに取り憑いていたことを話す。









あなた「複雑すぎでしょ佐野家…。」




千冬「お前のとこも大概だろ。で、その呪霊は祓えそうなのか?」




あなた「マイキーくんの呪霊がそのまま乗り移った感じだと思うから、この前みたいに呪力ボーンしたら祓えるかな。」









でも、そんな簡単に片付くのか。










武道「黒川イザナ、なかなかにヤベェ奴だぞ。」




あなた「そうなんだよな…。」




千冬「どちみち、抗争中に呪力ボーンはできねぇだろ?」




あなた「うん、周りの人も巻き込んじゃう。抗争後にでも隙を見て祓うよ。」









千冬がポンッと膝を叩いて立ち上がる。









千冬「とりあえず、俺らは天竺をぶっ潰す。それからだ。」




あなた「灰谷兄弟、特に竜胆は私がぶっ飛ばす。灰になるまで丸焼きにしてやるんだ。」




武道「何されたんだよ。」



























決起集会後。





家の方向が同じ千冬のバイクに乗せてもらっていた。









あなた「私ホントいつになったら未来に帰れるんだろうね。」




千冬「タケミっちはお前よりも長くコッチにいるぞ。」




あなた「大人と子供では1日の価値が違うじゃん。」




千冬「遠回しにタケミっちディスってる?」




あなた「まさか。タケミチ様様ですよ。」









グルルルルル、









千冬「…………ラーメン屋行くか?」




あなた「………今夜中の2時。1番ダメなチョイス……って、ねえあれ。」









目を凝らすと暗闇の中に誰かがいる。









千冬「…………特服着てんぞ。あの髪…」




あなた「……………………イザナくんだ。」





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