第3話

3話
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2023/02/21 10:08
グク
グク
でも僕何回でも好きって言うから
彼女になって、って言うから

一方的にそう告げると、

僕は彼女の肩にガウンを掛けた
あなた
え、なんで?
グク
グク
僕のものにならないならそれ着てて?
ちょっと意地悪したくなって

キッチンに向かいながらそう言った


すると後ろからヌナのごねる声が聞こえてきた
あなた
やだやだやだー!
振り返ると虫を払うみたいにガウンを脱ぐヌナ
グク
グク
もうじゃあ何がいいのㅎ
あなた
グクのシャツがいい
グク
グク
それはだーめ
あなた
あっそ、じゃあ私帰るね
グク
グク
え?ちょっと待ってよ、

完全に拗ねちゃったヌナは寝室に

荷物を取りに行ってしまった
グク
グク
だからっ…ッあははっㅋㅋㅋ
何その格好!

寝室に行くと黒のセクシーで際どい下着を着たヌナが

服も着ずにカバンだけ持って立っていた



そんなふてくされたみたいな顔で

カバンなんか持っちゃったら

せっかくの色気が台無しじゃんㅋㅋㅋ
あなた
もう、ほんとに帰っちゃうよ!?
グク
グク
分かった分かった、シャツね、
貸してあげるってㅎ

僕は結局ヌナが可愛くて言うことを聞いてしまう
あなた
ほんと!?嬉しい、ぎゅー♡

僕は後ろからくっついてくるヌナを引きずって

自分の部屋のクローゼットまで来た
グク
グク
はい、どーぞ
あなた
嬉しい//ありがとう!

そう言うとヌナはパタパタとリビングに

走っていってしまった



グク
グク
シャツ選びをミスった…

あのシャツは長めだからと思って渡したけど

薄手の素材だから黒い下着がくっきり…



余計にえろくなっちゃったじゃんㅎ

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