第6話

6話
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2023/02/24 11:35
 
あなた
あぁ〜気持ちいい…
グク
グク
でも泡がすごい…ㅎ
あなた
それはごめんってば…//


僕とヌナはあわあわのバスタブで

ヌナが僕の足の間に入って僕にもたれるみたいな

格好になっていた



ちょっとでも泡を減らそうとしているのか、

泡をパフパフと叩いたり、水に溶かしたりするヌナを

見ると、どっちが年上か分かんなくなるㅎ

グク
グク
ヌナ子どもみたいで可愛い♡
あなた
ごめんね?ヌナらしくなくて
でもグクには甘えたくなっちゃうの

そう言って、僕の胸の中で

ちっちゃくなっちゃうヌナ


謝らないでよ、そんなところが好きでたまらないから
グク
グク
ううん、いくらでも甘えて
でも僕だけだからね?

そう言って抱きしめれば

振り返って僕の頬に軽くキスをする

あなた
こんな姿見せられるのはグクだけだよ//
"グクだけ"

その言葉が欲しくて、僕はなんでもしてしまう



今、僕の腕の中に確かにいるのに。

ヌナを抱きしめるだけでこんなに幸せなのに。


なのにどうして、

この時間は僕だけのものにならないんだろう


グク
グク
ずっと、待ってるからね

するとヌナは振り向いて僕の頭に泡を乗っけて

にっこりと微笑んだ

あなた
ありがとう!


今日もまた、"待ってて"とすら言ってくれないね






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