ガタガタ…
何かが揺れる音で目が覚めた
ぱっと目を開ける
まだ眠い目を起こそうと、目を擦ろうとした
ゴンッ
手が何かにあたってて目に届かない…
ゴンッ
上半身が何かにあたりまたしても鈍い音が響いた
︎︎
そうっ!僕は理解してしまった
あ、多分これ箱詰めかなんかされてんなあ
流石の僕も少し不安になってくる
それよりこの振動音は乗り物のせいなのか?
電車の振動と少しにているけど
そこまで大きくない
なんの乗り物かはわからないなあ
そのうち、外から聞こえてきていた振動音がやんだ
ようやく揺れが収まる…
そう安堵していると、急な浮遊感に襲われた
どうやら箱が浮いたらしい
またどこかへ運ばれるのか…
しばらくすると浮遊感がおさまった
先程のような振動音や浮遊感は全く感じられない
…早く開けてくれないかなあ
そんな気持ちで蓋が開くのをを待っていると
突然炎と共に蓋が飛んで行った
(アイコンの着てる服は気にしないでね)
いや急展開すぎない?
こうゆうときはマミーに言われた通り
誰かに助けを求めることにしよう!
んーでも
わりと走ってるのに人に会わない…
夢中で走っていると本の沢山あるところについた
あまり本を見る機会はなかったため少々興味があった
走るのやめてたから追いつかれちゃったあ
ぴしっと音を立ててムチのようなものがとんでくる
…?だれだ?
…この人すっごい鍵ついてんな…
3ヶ月後どれがどの鍵かわかんなくなってそう
鍵の人はグリムをつかんでいた
鍵の人はグリムの口をつかんでいる
こいつ話聞かないタイプのやつだ
しょうがないからついて行くことにした
なんか怒ってるけどさぁ
〜中庭〜
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。