第5話
親 バ カ 【Tg 糸原健斗】
涼「ままー!パパが起きないー!」
そう言って私に駆け寄ってきたのは、
1月で4歳になる娘の涼
可愛らしい顔立ちは健斗に似たかな〜
『パパが起きないのー?ならすーがちゅーしたら起きてくれるかもよー?』
涼「わかった!やってくるね!」
私たちが出会ったのは高校一年生の時、
隣の席になったのがきっかけだった。
高校2年生から交際をスタートさせ、
4年前、彼が社会人1年目になると同時に籍を入れ、
実は既に子供を授かっていました。
それで産まれたのが、涼。
「はぁぁぁすー可愛いなぁぁぁぁ」
出ました。
起きて早々親バカ発動。
暫くは涼を抱きしめて離しません。
涼「いーやーだー!パパ離してー!!ママー!」
『はいはい。ほらパパ起きて、11:00には家出るんでしょ』
「お願いもうちょっとすーを、、、」
『はぁぁぁ』
いつもこれ。
すーが生まれてから、ずっとこんなん。
毎日すー、すーって。
まぁ、面倒見てくれるからいいんだけども、
『ご飯できたよー、手洗って席ついてー。
ほら健斗顔洗ってー』
「はーい、すー手洗おうな」
今日も朝から、夫が親バカを発揮しています。