ガチャ
『おかえり〜』
「ただいま」
ぎゅぅぅぅ
帰ってくるといつもぎゅー
『ふふ、苦しいよ』
「いいのこれで
今日も見てくれた?」
その次は試合のこと
『もちろん。でも7時半から、、』
「てことは、俺の第1打席見てない?」
『うん、三振ってことは知ってる』
「あ、うん。」
『でもホームラン見たよ?
ちょーかっこよかった!
あとレフト線ギリギリのボール取ったとこ!』
「よく見てくれてるなぁ、、、
ほんと可愛い、、、
もう絶対離さないいいいい」
ぎゅううううう
『もう!離さないと、ご飯食べれないよ!』
「ええし、別に。
だからさ、一緒に風呂入ろ?」
いつもそばにいて、
別の場所にいても想いはひとつ。
それが私たちです
「そろそろ子供欲しいんやけど」
『この時期に作ったら、産むのシーズン中になるけどいいの?』
「ええよ?俺もちゃんと立ち会う。」
『試合は絶対出なさい』
「わかった、、、
でも俺もう来年で30だし、早いうちに作っとかんと」
『私は来年27だけどね。
いいよ、作ろう』
「さすがやな、、、
ん、、、」
そのあと私はめちゃくちゃにされた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。