your side
中村「ごめんね、急に連れ出しちゃって」
『いえ、大丈夫です…』
中村「敬語じゃなくていいよ??」
『いやでも、、、』
中村「じゃあ先輩からの命令として。笑
俺に敬語禁止!あと、嶺亜って呼んで!」
『えっ、わ、分かりました…』
中村「嶺亜って呼んでみてよ!」
『えっ、とぉ…れ、れいあ、』
中村「よく出来ました((ニコッ」
(頭ポンポン)
『んなっ//////////////』
『あっ、あの、なんで私は貸し出されたの?』
中村「あー、ちょっとね、」
『??』
中村「今さっき深澤くんと話してるの聞いちゃって、」
『えっ、』
嘘でしょ、、、?
辰哉と話してたのって、、、
中村「平川あなたであり、
Haruta.であり、
なまえ。であり、
古﨑璃亜です、って。」
『…っ、』
中村「安心して、誰にも言ったりしないから…!」
『…うん、』
中村「ほんとなの…?」
『ほんと、だよ??』
中村「じゃあ、ローラースケートの選手をやりながら、
シンガーソングライターとしても、
世界的ダンサーとしても、活動してたの??」
『うん、』
中村「じゃあ…なんでジャニーズに…??」
『うーん…なんでだろう…
本当は男の人、苦手なんだけど、、、』
中村「そうなんだ、、、」
『なんか、変わりたくて。』
中村「だから正体を隠してたの…??」
『うん。』
中村「…つらくない?本性隠してるの。」
『常に気は使うかも、』
中村「じゃあさ、俺の前では偽らないでよ。
璃亜ちゃんの本性、出して欲しい。」
『…』
中村「どんな璃亜ちゃんでも俺は認めるよ。」
『ありがとう、』
中村「2人だけの秘密、ね?」
『うん、』
中村「…やっぱ璃亜ちゃん可愛い!」
『急になに、笑』
中村「ISLAND TV撮ろうよ!」
『えぇ、、、』
中村嶺亜さ、いや、嶺亜、、、
多分あなたの方が可愛いです笑
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。