your side
そして私は、辰哉と共に副社長室へ向かった。
コンコン
滝沢「はい」
深澤「Snow Manの深澤です」
『HiHi Jetsの古﨑です』
滝沢「おお、入っていいぞ」
ガチャ
深澤「『 失礼します 』」
滝沢「どうした?」
『会見、開かせてください。』
深澤「滝沢くんは俺らの関係知ってますよね?」
滝沢「ああ、その事か。」
『お互いのメンバーと話し合って、ファンの方にちゃんと説明することにしました。』
滝沢「わかった、2人がそうしたいなら会見を開こう。
あなた、正体は明かすのか?」
『いえ、正体はまだ明かしません。
古﨑璃亜のままで、深澤辰哉の義理の妹ということに。』
滝沢「わかった。準備が出来たら連絡する。
明日の午前中には出来るようにするがいつがいい?」
『私はいつでも、』
深澤「俺は明日午後からバラエティ番組の撮影があるので午前中だとありがたいです。」
滝沢「じゃあ明日の午前中でいいか?」
深澤「はい、」
『よろしくお願いします。』
滝沢「わかった。言葉は2人で考えてくれ。」
『分かりました。』
深澤「では失礼します。」
ガチャ
パタン
深澤「あなた、どうする?」
『何が?』
深澤「会見で言う言葉」
『事実を話す。それだけでしょ?』
深澤「うん、まあそうだけど笑」
『会見なんて死ぬほどやってるから慣れてるし。
アドリブでいいよ』
深澤「いやあなたは慣れてても俺は慣れてない笑」
『そんなの知らない』
深澤「え、笑」
『いけるでしょ?Snow Manなんだから。』
深澤「あ、うん、わかった、」
『じゃあ。レッスン戻るね』
深澤「おう。帰り、気をつけろよ。」
『こっちのセリフ。』
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。