~あなた~
亜嵐くんのお家でゆっくりしている時のこと。
この前メンバーに付き合ったって話したら、すごくびっくりしてたんだって。
ほんと、信じられないよなぁ。
亜嵐くん、反対されなかったのかな。
・・・されただろうな。
ありえないもん、ありえない。
にしても、彼女だよ?彼女。
・・・彼女かぁ、、
あぁぁぁあ、もう無理ーっ!
亜嵐くんの彼女ってね、亜嵐くんのお家、入れるんだよ。
亜嵐くんの彼女ってね、楽屋に招待されちゃうんだよ。
亜嵐くんの彼女ってね、、
・・・亜嵐くんに、好き、って言われちゃうんだよ。
・・・もう死んじゃいそうだよ、
亜嵐くんとこんな関係になるなんて思いもしなかったな。
でも、問題だらけの私達が
幸せな感情だけで過ごすことは不可能だった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!