第2話

私の“当たり前”
518
2020/06/14 02:33
勉強してたら日が昇ってくる。

朝日が差し込んできたら勉強を辞めて朝食を作って、

洗濯をして、

両親と姉、妹が起きるのを待つ。

皆が起きてきたら朝食を用意し、私は洗濯を物を干す。

そしたら朝から武道の稽古をして、

駅で姉妹と待ち合わせ、

学校に行く。

学校では静かに本を読み、

姉や妹になにかあったら助ける。

家に帰ると両親は仕事などの愚痴を言いながら私を殴り、蹴り、気が済むと離れていく。

夕食を作ると部屋に戻り、私は課題をしたりして夜を過ごす。

それが私の義務だと思ってるし、生きる意味であり、存在価値だと思ってる。

少なくとも私の中では当たり前なのだ。

他の人にとってこれが当たり前なのかは、分からないけど……。

プリ小説オーディオドラマ