第11話

キスの味
643
2020/04/29 14:27
コネシマ
ほんま可愛ええなぁ、あなた?
あなた
あっ、えっ…///、コネシマ??
コネシマとキスをしてしまった。
こんな状況になるのは、3時間前。
グルッペン
おお!!あなた、来てくれたのか!嬉しいゾ!
グルッペン
しかも、シャオロン!久しぶりだな!
シャオロン
久しぶりグルちゃん。
昨日の演説は最高だったよ。
グルッペン
お世辞でも嬉しいゾ!
さて、あなた!生徒会に入ってくれるということで間違いないな?
あなた
はい…!
結局私は生徒会に入ることを決め印鑑と署名をした。
シャオロン
あなたは生徒会か…似合うっていうか華があるな。
あなた
え?そう??…自分としてはそんなの全然ないと思ってるよ
シャオロン
まぁウチの生徒会って基本的に狂ってるイメージしかないから、そういうイメージを変えてくれるいい人材だと思うし。
あなた
狂ってるんだ…w
グルッペン
まぁまぁ!確かに我々は個性的ではあるが、楽しいし不自由はないと保証するゾ!
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数時間後
シャオロン
あっ、やべめちゃくちゃ話し込んじゃったね。
あなた
そうだね。そろそろコネシマのところ行かなきゃ…
あなた
今日はありがとうございました!
グルッペン
いやいやいつでも来るが良い!
じゃあなーー!!!
元気で純粋なグルッペンさんを見てると、心が洗われるなぁ…。

でも、演説の時のあの美しさはどこいったのやら…
トントン
トントンさんはまだ私たちのことを黙って見ているだけだけれど、なんだか悪い人ではない気がする。

ペコッと頭を下げて、さよならの挨拶をしてくれた。
バタンと扉を閉めて、
シャオロン
じゃあな、あなた
あなた
うん!シャオロンも部活頑張ってね!
いつか見に行きたいな!
シャオロン
そんときは来てな。めちゃくちゃ楽しみにしてるわ。
走る後ろ姿が遠のいてく。

部活頑張ってて偉いなぁ、シャオロンは。
コネシマ
あなた!!!迎えにきた!!!
あなた
あ、コネシマありがとう。
アイス楽しみだなぁ。
自分の真後ろを見ると帰る準備万端のコネシマが居た。

私との帰りを嬉しそうにしてくれていたのか、目をキラキラとさせている。
コネシマ
31ワン!っていうアイスのメーカー品らしいで!!
前、トントンと行った!
あなた
へぇ意外、トントンさん行くんだね。
コネシマ
トントン、結構女子と絡まないしあんま喋んないやつだから誤解されやすいけど、
トントン
いや〜めちゃくちゃ美味いわ!これ!!特にナッツ⚫ゥーユ!!ナッツとアイスの組み合わせ最高やわ!
コネシマ
とか言うて、誰よりも美味そうにアイス食うねんぞ!
あなた
全然想像できない…
コネシマ
ふはは、あ、着いたで。
ここや!
あなた
意外と空いてるね。ちょっと夕方だからかな…
コネシマ
あなた、何食べる??
あなた
バニラと…小豆も欲しい…チョコも…っぁあ!でもいちごも欲しいなぁ…!
コネシマ
欲張りさんやなぁ。
コネシマはぐっと顔を私の方に近づけてきて、注文を次々にする。
あなた
コネシマ…そんなに食べるの?
コネシマ
あなたが食べたい言うたんやろ?おれは余ったのでええよ。
あなた
えええっ!?私の今言ったの注文してくれたの!?
コネシマ
うん、俺トントンとかとよく行くけど甘いもん苦手やしでもあなたが喜ぶならええかな思て。
あなた
あ、ありがとう…///
優しさが心に響く。

流石にここまで優しくされたら勘違いしちゃうよ…



甘いもの苦手なのに、私の為に誘って来てくれたんだ…
コネシマ
(…照れる顔めっちゃ可愛いやん。ガラスからほんのり見えるわ…)
あなた
じゃあ、そのくらいでいいかな…
ほかの食べたくなったらまた二人で来ればいいし!!
あなた
でもコネシマ甘いもの苦手なんだもんね…?
コネシマ
俺クレープなら食べれるから、今度はそっちにしよか。
あなた
クレープ食べれるんだね、そっか!
じゃあ次来る時はそうしよう!
コネシマ
あ、ありがとうございます。
コネシマは私のアイスを先に手に取ってくれたようで。
すぐ私の手に渡った。
あなた
コネシマ、ありがとう!
外にある席に座って食べる。
あなた
(めちゃくちゃ美味しい!スタンダードなバニラはほんのり甘くて口溶けがいいし、チョコは言わずとも美味しい!)
あなた
来てよかったぁ〜!凄く美味しいよ〜!
コネシマ
よかったわ
あなた
ていうか、コネシマ!
ありがとう!
コネシマ
え、なにが?
あなた
苦手だったのに誘ってくれて、来てくれたんでしょ??
そこまでしてもらえるなんて私思ってもなかったし…
コネシマ
ええよええよ。
あなた
…いやでも!正直勘違いしちゃうくらいだよ〜?ほかの女の子にもやってるの〜?
なんてからかってみる。

コネシマもシャオロンも顔がとてつもなくかっこいいし、性格もいいし、体力もあって持てそう。

中学の時モテたんだろうな〜。
コネシマ
次の瞬間、私の視界は真っ暗でコネシマの水色の綺麗な目と目が合った。
ちゅ
柔らかい感触が唇から伝わる。
あなた
ふぁ…え?///
コネシマ
めちゃ可愛いな、あなたって
あなた
(何が起こったんだろ、美味しいアイス食べてたらコネシマの唇と私の唇が重なって、…き、キス?)
コネシマ
…ほかの女になんかやらへんよ、お前だけや。

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