…っ!?このガサガサな声は…!!
ころちゃん…?
そっと閉じた目を開けてみた。
そこには、やはり青色の王子様が居た。
どこぞのお兄さんは私の手を放り、
逃げるように去っていった
さっきまで動揺していたせいで、
ころちゃんが後半、
何を言っていたか聞き取れなかった。
こうして買い物を終え、
すとぷりハウスまで
荷物を持ってくれました。
なんだかんだ優しいころちゃん、
大好きです。(人として)
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ころんside
そう、僕は珍しく早起きした。
まぁ、なんとなくなんだけど
なーくん、まじかよw
あんな容姿良い女いたら朝でも
ナンパするやついるよな…
…嫌な予感
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スーパー到着したけど…。
あれあなたかな
うん、そうだな。やっぱナンパされてるし
あー、そう来ちゃう?
どう言おっかな
危ねっ!?
あ、でも彼氏って答えても良かったかも…
あ、コイツ言いやがった
僕抑えたのに
ま、助かったからいっか
まさかさ、
あなたの口からかっこいいって
出ると思わないじゃん。
…可愛い顔しちゃってさ
帰るか。
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あなたside
あの時のころちゃん、
一瞬だけヒーローに見えた。
かっこよかった…。
今度お礼しなきゃね。
あぁ、おかえりが返ってくるのって
凄く暖まるな、心が。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。