〜スングァンside~
あなたとあったのは8歳の時だった
いじめられてヌナにも頼れなくてどうすればいいか分からず公園の木の根元で1人泣いてた
どこからか聞こえる音楽
見てみると同じ歳ぐらいの男の子と女の子が踊っていた
女の子のダンスはとても綺麗で美しく見とれるほどだった
でも___
見るとその女の子がトラックにはねられていた
一緒に踊ってた男の子が駆けつけていった
急いで119に連絡
すぐ来た
その日初めてあった子
もう二度と会うことはないだろう
だけど_
すごく心配だった
大丈夫かな.......?
それから僕はプレディスの練習生になった
あの事故の時いた男の子.......
ウジヒョン
ウジヒョンは僕にとっても優しくしてくれて
1番頼れるヒョンだった
SEVENTEENとしてデビューしてから何年か経ったペンミ
ウジヒョンの妹が来ると聞いて
あの時の女の子かな?
と思った
もしそうだとしたら会いたい
あなたに会って確信した
あの時の女の子だ
変わらず綺麗だった
事故の日からずっとあなたの事ばかり考えてた
あの姿が美しすぎて忘れられなくて.......
でも僕のこんな思いは一瞬で途切れた
僕らはあなたの“思い出”作りのために
2人きりさせたりした
“思い出作り”にしては大胆だ
でも、あくまでアイドルとファンだからと安心してたけど
ディノはマンネラインの誘いを断ってあなたと遊園地に行ってた
その時確信した
2人は両想いなんだろう、と
それからは2人のことを応援するようになった
そして2人が付き合って初めて迎えるあなたの誕生日の前日
ディノがあなた以外の女の人といて
あなたは泣いてた
正直言うと
ディノが許せなかった
悔しくて、悔しくて
僕も泣きそうだった
けどディノから作戦を聞いて目を覚ました
あなたのことを幸せにできるのはディノだ
そしてあなた達は幸せになった
僕も幸せになった
でも今はあなたを守りたい
ただそれだけだ
ディノ達と協力してあなたをヌナから守るんだ
ごめんね、ウジヒョン
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!