それから数日、夜中にじょんぐく先輩から連絡がきた。
彼女さんと遊園地に行くのに、私も誘うのだ。
2人で行けばいいのに、とか思いつつ
てひょん先輩も来ることに、私はOKをしてしまいそうになったが
やっぱり彼女さんに悪いので、行かないことにした。
遊園地には3人でいくみたいで、
遊園地の翌日
てひょん先輩から連絡がかかってきた。
《️🦁》ももちゃん、今からこれる?
《🍑》…はい。
(️🦁)来てくれてありがとう
(️🦁)俺、
(️🦁)1日で失恋しちゃった…笑
言われてからすぐ、じょんぐく先輩の彼女さんのことだとわかった。
(🍑)…彼氏持ちですもん。
(️🦁)あれ、なんでわかったの
(🍑)だって遊園地の翌日に話すなんてわかりやすいじゃないですか
(️🦁)…だよね笑
(🍑)先輩、無理しないで泣いていいですよ
(️🦁)いや、さっき泣いた…笑
そういいながら先輩は涙をこらえている。
(🍑)先輩のことを他に好きな人がいますよ。
私の恋はここからがスタートライン。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。