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第1話

始まり
84
2019/07/26 06:05
ロキ
ロキ
んっ…………
ロキ
ロキ
(こっ…………   
ここは………
『どこ?』
意識がもどると俺は冷たい床の上で寝ていた
なぜか体が妙に重く、動く気になれない
じっとしていると自分の寝転んでいる床の冷たい感触が体をじわじわと浸食してきているような感覚に襲われる
自分の知るところだとこのような所はどこにもない
するとある疑問が脳裏をよぎる
『ここは…どこだ?』
疑問が横切るが何も無い状態の今では何もわからない…と考えを放棄して、現在の状況把握だ、そう思いそれとなく適当に床を爪でコンコンコンとたたいてみる。硬さ的には大理石とでも言おうか、だが己の記憶の中には大理石の床の所はどこにもない。ますます不信感がわく中、
『かつん かつん』
誰かの足音が聞こえる
誰?
俺を助けてくれ

ウル
ウル
起きたでしょうか…?
パチン
指を鳴らす乾いた音とともに全身にあったあの重さが一気に吹き飛ぶ
変化に驚いた俺はいきよいよく起き上がった
ロキ
ロキ
美しい…
出た言葉はそれだけだった
大理石よりも少し白い床に合わないような濃い色の木で作られた壁、天井にはシャンデリアが吊るされ窓から差し込む光に反射してキラキラと光っている、外に見える鮮やかな緑の植物
小鳥のさえずり、何もかもが見たことがなく、そして『美しかった』
しばらくキョロキョロと辺りを見ていると自分の後ろにいる少女に目が止まった
ウル
ウル
おはようございます
気分はどうですか?
ロキ
ロキ
えっ……ああ…
あなた

↑↑↑ 適当なイラスト((出来たら書き直します

その少女は異様な格好をしており((イラストを見てね
とんがった耳をしている。アニメの中の世界のような格好をした少女の発する声は鈴の音色のように可愛らしさを帯びた美しさに、消え入りそうな儚さを持っていた。
そんな少女が一人いる
こんな美声を持つ人(しかも初対面
に聞かなければ誰に聞く
ここに居るのは俺との2人
『ここはどこなのか?………』

ロキ
ロキ
あっあの
ロキ
ロキ
こっ、ここはどこなのか?
少女は少し俯くと直ぐに顔を上げ語った
ウル
ウル
ここは
ウル
ウル
『忘れらるる者の世界』
ウル
ウル
外の世界…あなたの居た世界の世間一般的に言うと妖怪、妖、モンスター
などのものは、文明の発達とともに成長した科学によって存在が証明され、信じる者もやがて少なくなり、生きては行けれ無くなりました。
人が信じて、そこに居ると思うからこそ、そこに居るのが妖達です
そこに当時…現在も尚、あやかし達の頂点に立つ『魔女』『吸血鬼』『龍』
『狼人間』『ゾンビ』
が集まり、このままだと全ての妖物達は全滅してしまうということを自ずと察していた為、人に知られず、ひっそりと優雅に暮らせる妖の、世界を作ろうと言う意見に全員一致で決定しました。
そうして作られたのがこの世界
忘れられて、消え行くはずの者の世界
『忘れらるる者の世界』
です。
5人のこの世界の創作者達は…永遠に生きるものは世界を守るためこの世界に留まり、寿命が来たものは一族を絶やすことなく続かせ、一族の中に記憶と当時の莫大な力を持ち生まれ変わり続けているそうです。
ロキ
ロキ
・・・
ロキ
ロキ
は?
ロキ
ロキ
それって俺が人外ってことか?
ウル
ウル
えっと
そうですね
ウル
ウル
ご自分ではお気ずきになられてないでしょうけども、あなたは外の世界にいた一族が人に紛れて一族を繋いだ中でとても濃く血を受け継いでいます
ウル
ウル
そのうち目覚めるでしょうと思い引っ張ってきました
ロキ
ロキ
ん?
ロキ
ロキ
引っ張る?
ウル
ウル
なっなんでもないです   >  <  💦
布の後ろはだいぶん焦っている様子w
ロキ
ロキ
というか、俺がいる世界についてはわかった。

ここはどこなのか?
ウル
ウル
ここは
私の屋敷です
ロキ
ロキ
はぁ!?
ロキ
ロキ
こっ、こんな広いのが!?
ウル
ウル
はっ、はい
(そんなに驚くものでしょうか…?)
ロキ
ロキ
両親は?
ウル
ウル
いっ…居ないですよ
ロキ
ロキ
嘘だろ!?
謎の少女は両親がいないと言った
それってまさか亡くなられた?…
悪い事を聞いたんじゃあ〜
ロキ
ロキ
なんかごめん
ロキ
ロキ
俺どこにどう泊まればいいのか?
これから
ウル
ウル
私の屋敷の客室で過ごしますか?
その合間に家を探してもらえれば良いと思うのですけど…
もう、、脳の収集が追いつかない
もう、どうにでもなれ
当たって砕けろ!
女子の家に泊まれるなんてこの先の人生絶対ないぞ!((自分で思ってて、虚しいなぁ…
ロキ
ロキ
おおっ!ありがと!
少し満足家に笑ったのか?
布の後ろは秘密のようで分からない
ロキ
ロキ
ところで名前は?
聞くのを忘れてたが
ウル
ウル
ステラ・セオン・ウルティア
ウルと、お呼びください
ちょこんと可愛らしくお辞儀する
ロキ
ロキ
俺は
アルマ・ロキル・スイムラリ
ロキと呼んでくれ
ウル
ウル
はいっ!
ロキさんですね
ロキ
ロキ
ロキでいいローキー
ウル
ウル
分かりましたロキさん
ロキ
ロキ
あー
ローキー
呼び捨て
OK?
ウル
ウル
スっすいません
敬語…くせなんで
なんか色々これからありそうだ
ウルと言うこの少女もこの世界にいるならば人外ってことなのだろうか?
この屋敷の外にも少し気になるな…














あなた

どうだったでしょうか!!私の初の作品です
イラストは下手ですが、それなりに更新していこうと思います!
ながーいシリーズ物にしていきたいので長ーい目で見といてくだい
良かったら♡
お願いします

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