第46話

息抜き
24,081
2018/08/01 12:02
RM ☓ j-hope 

(( RM 受け / j-hope 攻め ))




くさず 🕊♡
リクエストです🤤

ちょっと…暗い?




RM → 「」 j-hope → 『』

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カチャ…。

ダメだ、分かっているのに手が進まない。
目の前の液晶画面から少しでも目を背けたいのに、今の俺にはそんなことが許されていない。


ちらっと壁にかかった時計を見れば、もう日付は変わっていた。作業室に入ったのは夜ご飯を食べ終えてからだから…8時半か…。3時間半も こもっていたのか。



「…疲れた。」

ぐい、とお気に入りのコーヒーを飲むと、生憎空で、今はこんなことにイラついている場合じゃないのに、何故か腹が立った。







ピロン。
静かな部屋に響く電子音。

光った画面には、
[いつまでやってるの?今、行っても平気?]



「…ホソクか。」

リーダーでもあり、ホソクと同い年でもある俺は、たまに2人でホソクと真面目な話をする。今後のこととか、これから「방탄소년단」をどうしていきたいか、とか。……たまにダンスのことで怒られることもあるけど。

だから、またそういう話だと思い、カトクを送る。


[ちょうど休憩してたとこ。いいよ、来て。]

ピロン。
すぐに通知音が鳴った。

[分かった。今から向かうな。]





ホソクが来るまではとりあえず液晶画面に向かうことにした。




コンコン。

『よっ……って暗!』

「え…?」



電気を付けるのを忘れてたなんて…。
パチッとホソクが電気を付けた。


『お前、疲れすぎじゃない?』

「ん…最近寝てないからかなぁ…」

『まぁそれもあると思うけど…、ほら、そろそろパソコン消しな。』

「でも、これだけ…。」

『んな事言ってどうせやらないくせにㅋ』

「ぅ…」



ホソクにはなんでもお見通しみたいだ。
パチッとパソコンを消して、作業室のソファに座っているホソクの方に体を向けた。



「…で、どうしたんだ?」

『あぁ…息抜きさせてあげようかと思って。』

「…息抜き?」

『そ。ナムジュナ。』

「ん?」

『…シよっか。』

































ギシッとお気に入りの革のソファが壊れるんじゃないか、というくらいの激しさでホソクは突いてきた。


「っあ…あ、はぁ…っ、」

『っ、あぁ、っん……』

「あ、んんっ……や、ばいっ…」

『イきそ…?』

「んっ…出し、て…」

『っ、まて…あ、ん…っ…』




もうすぐで、2人で果たせそうだったときに、
コンコン、と部屋にノックが響いた。

「『!?』」



2人で思わず止まる。
部屋には、2人の荒い呼吸の音だけが残る。


《ひょーん!起きてるー?》


…てひょな…。
あ、そうだ、俺、今日てひょなと作曲作りしようって話してて…。


《あれー?寝ちゃったのかなぁ…。あ、ヘッドホン付けてるのかな?入っても平気、だよね…》




やばいやばい。
早く何か言わないと。


「て、てひょな、!」

《あ、ひょん!起きてたんだ!》

「あ、あの作曲作りのことなんだけ…っあぁ、!」


変な声が出てしまった。


「ちょ、ホソク…なにして…」

『ん?いいじゃん。ほら早く てひょなと話続けて?』




構わず打ち付けてくるホソク。
ダメだ、耐えられるわけ…。


「っ、ん、あ、あの、俺…今日、ちょっ、と…」

《…忙しい?》

「ん、あぁ、ご、めん、な…っあぁっ」

《…そっか!また明日しようね!》



パタパタ…と去っていく音が聞こえる。


『行った…な。』

「そんなふうに笑うな!バレてたら…」

『ま、いいじゃん、今は…』

「っんぅ……あぁっ…」





















パタパタ…。

ヒョンの部屋から遠く離れ、自室へ入る。




《…そっかぁ…俺の勘は鋭いほうだと思ってたんだけどなぁ…。》


意外すぎて気が付かなかった。
ヒョンたちは免れたと思ってるだろうけど、ばればれだよ。


《はぁ…》

[テヒョンアどうしたの?]


隣のベッドにいるじみんが聞いてきた。


《あ…いや…》

[ふふ、なんかあったら僕に何でも言ってね。]

《…うん、ありがと、じみな。》

[うん、じゃあ、おやすみ。]

《おやすみ。》










そっと重い瞼を閉じて、
眠りの世界の住人へとなった。


ヒョン達のことはそっとして、普通にしていこう、それでいい。















俺らにそんな自由は、無いのだから。

end

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