第57話

俺だけを見て?
25,448
2019/06/02 08:51
V × jungkook
((🐯受け / 🐰攻め))



リクエストです🥰
遅くなってしまい、申し訳ありません……。
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最近の俺には1つ悩みがある。

恋人が嫉妬してくれないことだ。



合コンに行くのも、他の男と2人きりで遊びに行くのも。なんにも言わない。
…つまらないな。嫉妬して、それで狂って俺をめちゃくちゃにして欲しいのに。

そんなこと言ったら引かれそうだから絶対に言わないけれど。


🐯「グガ、今日飲み会行ってくるね。」

🐰「分かりました。楽しんでくださいね。」


そう言ってにこ、と笑った。
あぁ、何も思わないの?何も聞かないの?

飲み会って言ってるけど、誰がいるかも分からないままでいいの?


ぐるぐると思いは駆け巡るけど、大して行きたくもない飲み会への準備を進める。


グガがくれたシャツに、ズボンを履いて、お揃いの指輪をつけて、グガが大好きだと言っていた香水をかけた。


🐯「グガ、行ってくる!」

玄関でそう言えば、とてとてとグガは走って見送ってくれる。

🐰「ヒョン、気をつけて行ってきてね。」

ちゅ、と頬にキスをして俺は家を出た。




あぁ、なんだか悔しい。

まだ半年という交際期間のせい?
でもそんな時間なんて関係ないよね??


こんなふうに嫉妬して欲しいなんて
思ってるのは俺だけ???

年下なのにいつも俺より余裕のグガを見るとなんだかムカつく。俺だけが余裕ないみたい。







電車を乗り継いで、駅前の飲み屋に入る。

大学の先輩達との飲み会。
大事なことだし、参加した方がいいのは分かってるけど、もう既に帰りたい。

グガに会いたい。グガにめちゃくちゃにして欲しい。



「かんぱーい!」

とグラスが当たる音で、ぼう、としていた頭は一気に冷めた。


[テヒョン君、大丈夫?元気ない?]


サークルの先輩が声をかけて下さった。


🐯「あ、大丈夫です。ただ、疲れてて。」

[そっか。まぁ、飲みなよ。俺が奢ってやるから。]

🐯「ありがとうございます。」


もうやけ酒だ!と思いながらグラスに注がれた液体をぐい、と飲み干せば先輩や、同期はみんな笑った。

盛り上がってきて、場にもなれて先輩達と大騒ぎしていた。


🐯「ふぁ、ぁ〜……んん、」

[あれ、テヒョン君、寄った?]

〈なんだよ、テヒョンー!お前、酒弱いのか?〉


まだ3杯しか飲んでないはずなんだけどな。
もう、そんなに酔ってきた?
確かに言われてみればくらくらとしてきた気がする。


🐯「そんな、…ことぉ、……ん、」

[はは、テヒョン君平気?家、帰れる?]


隣の先輩がするり、と太ももを撫でながら聞いてきたので思わずびく、と身体が揺れる。

…………なんか距離近くなってない?


🐯「っや、……大丈夫、です、…」

[ん〜?でも危ないよ?もうすぐ電車無くなっちゃうし。]

🐯「………え、」


それは困る。グガに絶対に怒られる。

……あ、でもグガは嫉妬しないし。
帰ってこなかったら間に合わなかったんだな、で終わるかもしれない。


[俺の家、泊まってく?]

先輩が耳元で囁いた。

🐯「いや、そんな、迷惑です、し…」

[迷惑じゃないよ。テヒョン君をこのまま返したくないだけ。]

目を見つめれば先輩の瞳は熱を含んでいた。

[さ、行こっか。]

ぐい、と腕を掴まれてそのまま引っ張られる。
抵抗しようとしても大丈夫、と言われるだけ。怖い。さっきまでは優しかったのに。

🐯「やめて、くださ、いっ……」

[なんで?俺、先輩だよ?いーじゃん、泊まってきなって。]


無理やり先輩に腕を掴まれたまま、歩かされる。あぁ、グガごめんね。……俺、こんな奴に抱かれちゃうのかもしれない。

涙が頬を伝うのが分かる。

グガ。会いたい。こんなふうに嫉妬させたいがために来なきゃ良かった。




店を出て、先輩の車に乗せられそうになった、その時。


🐰「……何してんの。」

低い声が後ろからした。



🐯「…………グガ、」

[……なにお前、]

ぱっ、と先輩の手が離れる。



🐰「彼氏なんですけど。」

[はぁ?彼氏?あー、テヒョン君の?]

🐰「そうだよ。分かったらさっさと離れろクズ。」

[……くそっ、]


先輩は車に乗ってすぐに行ってしまった。



🐯「……グガっ、」

ぎゅ、とグガの元に駆け寄り、抱きしめる。

あぁ大好きなグガの匂いだ。
そう思えば涙はするりと引っ込んでグガのことしか考えられなくなる。


🐰「ヒョン、帰ったらお仕置きですからね。」

頭の上で暗く低い声がした。
























車に乗せられ、家に着けば、すぐにグガは俺をベッドに押し倒した。


両手を掴まれ、白いシーツの上で一掴みにされる。

🐰「ほんと、信じられない、」

🐯「っんぅ……!!!」


乱暴に舌が入れられ、深いキスをされる。
下唇をはむ、と甘噛みされれば歯列をグガは舌で丁寧になぞった。
端から垂れる液をぺろりと舐め上げるグガは誰が見たって艶やかな顔をしていた。

🐰「…………酒くさ、」


🐰「この服、捨てなきゃ、」

べり、と音を立ててシャツが破れてベッドの下へと落ちていく。


🐯「っ、グガがくれたやつなの、に、」

🐰「また買えばいいでしょ?あんな服、家に置いてられないよ。」


乱暴に脱がされ、そのまま突起をぺろりと舐められる。ちう、と吸われればそれだけで身体が大きく揺れた。

いつもは優しいのに、今日は雑で激しくてなんだか興奮してしまう。


🐰「なんかヒョン、今日感度いーね。」

🐯「っあ、ん、そんなこ、とないよっ、」

🐰「激しくされるの好きなの?」

🐯「……っ、ちが、」

🐰「図星ね。…………変態。」


そう言ってグガは耳の中に舌を入れる。
こりこりと突起を弄りながら、舌をちゅぱ、と音を立てながら舐めるから恥ずかしくてしょうがない。



🐯「……っもう、やだぁ、」

🐰「何が嫌なの?ヒョンが悪いんでしょ?」

🐯「恥ずかし、いっ、」

🐰「反省するまで、やめませんからね。」


ちゅぱ、とまた音を立てて離れると、
グガはすぐにゴムをつけて、乱暴に下着を脱がした。

そしてそのまま慣らさずに俺の中へと入れた。


🐯「っん、あぁっ、!!!いた、いっ、」

🐰「毎日シてるじゃん。大丈夫、すぐ良くなるって、」

🐯「やだぁ、っ……グガ、ぎゅう、ってしてぇ…」



ぎゅ、と抱きしめられ、グガの体温を感じる。
背中に手を回して強く抱きしめば、グガの息は荒くなった。


🐰「っ、本当に、」

🐯「んぁ、あぁ、……んっ、!!!」


抱きしめられているからか、いつもより深く奥にまで届く。がつがつと突かれ、声は自然と大きく漏れていく。


🐰「つぎ、こんなこと、したらっ、……もう、許しませんから、ね…」

🐯「っぁ、しない、もんっ、……もう、しない、からぁっ…!!!!」

🐰「てゆーか、あんな会なら言ってくださいよ、っ……なんで言わなかったんですか、」

🐯「……っ、だってぇ、」

🐰「……だって、何?」




あぁ言いたくない。
嫉妬して欲しかったなんて言ったらグガはなんて思うだろう。

年上なのに、って笑われるかもしれない。でも、伝えなきゃ、いけない。


















🐯「……嫉妬、して欲しかった、の…」

そう言ってグガの肩に顔を埋めればグガはぎゅっとさらに強く抱き締めた。

🐯「……グガ?」


グガの顔を見れば、にやにやと笑っていた。


🐯「……っな、笑うな、よ…」

🐰「ふふ、」

🐯「…なんだよ!!!」


そっと、耳にグガの息が当たる。




















🐰「ヒョンのばーか、」

かぁぁ、と体温が自分でも上がっていくのが分かる。


そしてまたベッドに押し倒された。





🐰「嫉妬して欲しかった、ですって?」

🐯「っ、そうだよ!…だっていっつもグガは余裕、そう、だから……」

🐰「ヒョンって本当にばかですね。俺、嫉妬ばっかりですよ?」

🐯「……嘘つき、」

🐰「嘘なんかじゃないです、。本当ならヒョンを家に閉じこめて、誰にも触らせたくないし、見られたくない。俺だけを見てればいいんです。ずっと。俺がいないと生きていけないくらいに。」



だから、と言ってまたグガが耳元に口を近づけて言った。






















🐰「俺がいないと生きられないって言って?」


あぁ、嫉妬して欲しかったのが馬鹿みたいだ。
こんなにも愛されていたのに。

満足そうにグガは微笑むと、俺の足をがし、
と掴んだ。



🐰「ヒョン、他のやつのとこ行ったら、殺しますからね、」

🐯「行かないよ、それに俺、グガになら殺されても、いい。」

🐰「本当に、馬鹿なヒョン。」


そう言って、激しく律動を始めた。

🐯「はぁ、ぁ、ぐがっ、すきぃ、……だいすき、」

🐰「知ってますよ、っ……!!もっともっと、俺しか見れないように、してあげます、っ……!!!」

🐯「見てるよ、っ…ぐが、だけを、!!」

🐰「はぁ、ヒョン、好き、好き……だいすき、愛してる、」


ちゅ、とキスが顔中に降ってくる。

そのキスに応えたまま、グガはさらに腰の動きを早めた。


🐯「っんあぁっ、!!!!!」

🐰「おれで、いっぱいに、するからぁ、っ……、!」

🐯「だして、っ…ぐがのっ…いっぱい、欲しいのぉ、っ、!!」

🐰「ヒョンのこと、孕ませて、あげますよっ、……!!」

🐯「んぁ、ぁ、ぁ、……いくっ、…イっちゃう、……!!」

🐰「一緒に、イきましょ、……っ、」

🐯「ふぁ、ぁ、っ〜〜〜〜♡♡」

🐰「くっ、……!!」



中で生暖かい液が広がっていく。
ぱんぱんに膨れたお腹は初期の妊婦さんみたいでとても興奮した。




俺だけの、ですからね。

そう言ってグガはまたキスをした。





そこで意識は途絶えたが、その後、グガは気絶した俺を3回ほど犯したらしい。

あぁ、もうグガに依存しているみたい。

……To be continued
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