第56話

君だから
23,383
2019/05/29 13:23
jungkook × V
((🐰受け / 🐯攻め))


🐰の女体化のお話です!
リクエストありがとうございます☺︎

遅くなってしまい、本当にすみません😣😣😣
┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄





























🐰「……はぁ、」


TVに映る大人気の雑誌モデルを見て、ついため息が漏れる。

長い髪。陶器のように白い肌にのせられたピンク色のチークはよく似合っている。可愛いフリルのついた服を纏って、真っ赤な唇をしたその子になれたら、なんて。



🐯「なーに、ため息ついてんだよグガ!」

🐰「いたっ、」


ぼす、とヒョンが肩を叩いてきた。


🐯「この子見てたの?」

TVに映った可愛い子を指さした。

🐰「あー、はい。なんか最近人気って聞いたので、」

🐯「え、こーゆー子好み?」


ヒョンの顔がぐい、と近づく。
…………近いってば、


🐰「……さぁ?」

🐯「俺も好み!!タイプ一緒だな!」


口を四角にしてにひひ、と笑うヒョンは誰が見たって可愛い。もちろん、あのモデルの子よりも。







あぁ、ヒョン。ヒョンが欲しい。
いつからか僕はヒョンでいっぱいになった。

可愛らしい顔に似合わない低い声も、最近鍛えだして男らしくなったその肩幅も、絵と音楽が好きなところとか、人よりも少しだけズレてるとことか。……仲間を大切にする綺麗な心とか。
その綺麗な心は、僕が奪いたいと思った。
ヒョンの綺麗な心を、僕が汚くよごしてやろうと思った。

それが出来たらどれだけいいかと、毎晩願ったものだ。




だが、ヒョンが男を好きになるとは思えない。気持ち悪い、だなんてそんな感情は抱かないだろうけど、きっと小っ恥ずかしくて好きに『なれない』のだと思うのだ。





























お願いだ、僕を女にしてくれ。

今なら神にだって、何にだって頼む。



……そうだな、あのモデルのように、綺麗な顔に。そしてスタイルは良い、ヒョンの好みの子に。





















そんなことを思っていたら、リビングのソファで眠りについてしまっていたらしい。






























🐰「ん……」

朝日の眩しい光で目が覚める。





🐰「うわ、最悪……。」

シャワーも浴びずに寝てしまったらしい。
髪はべとべとだし、なんだか気持ち悪い。

このままでは嫌だったので、シャワーを浴びることにした。










ぱさ、とTシャツと半ズボンを脱いでいく。

🐰「……あれ、?」


……僕、こんなに大きなTシャツ着てたっけ?サイズは……いや、間違ってない。


🐰「……痩せた?」


あぁ、また痩せるとarmyに心配されちゃうよ。きちんと食べてるし、運動もしてるんだけど。


🐰「…食べないとだな、………」

きゅ、と熱い水しぶきを浴びる。
ぱしゃぱしゃと身体に当たっていくのが気持ちいい。

全て消え去っていくみたいだ。




















🐯「だだだだだだだだれ?!?!?」
🐰「うわぁぁっ!!!!」



びっくりした。ヒョンがすぐ後ろに立っていたから。

……にしてもなんで人がいるのにシャワールーム入ってくるの、。







🐰「……もう、ヒョンビックリさせないでくださいよ…」

🐯「……え、ねぇ、誰なの?サセン?ちょ、とりあえず警察、」

🐰「……は?」

🐯「ふ、不法侵入だからな!!」


ヒョンの手は顔に当てられていて、何故か僕を直視しようとしない。そして、変なことをずっと言っている。


🐰「……ヒョン?」

🐯「あぁ…ナムジュニヒョンに言ってこなきゃだ……。と、とにかく!君はここに居るんだよ!?わかった!?」

🐰「いや、待ってくださいって、」


がし、とヒョンの腕を掴む。
そしてそのままシャワールームの奥へと引きずりこんだ。


🐯「……ねぇ、本当に誰なの……、」

🐰「?ジョングクですけど、」

🐯「………………はぁ?」

🐰「……あ?」

🐯「……君、鏡で自分の姿見た方が良いんじゃない?グガの方がよっぽど綺麗だけど?」

🐰「…は?」



シャワールームの中の姿見で確認する。

……うん、いつも通り腹筋の割れたイケメンが……て、

🐰「……え?」



🐰「なななななにこれぇ!!!!!!!」

🐯「わー!!うるさいうるさい!!!」


ヒョンの手が僕の口に当たる。
いや、僕って言うべき?


……だって、鏡に写ったのは、綺麗な女の子、だったから。

華奢で、白い肌。髪は耳にかかるくらいのショートカット。

胸は程々に…膨らんでいるし、象徴であったモノは綺麗さっぱり無くなっている。


逆に気付かなかったのが不思議なくらいだ。





🐰「ヒョン!どうしよう!!」


くるり、と向きを変えてヒョンに助けを求める。


🐯「ヒョンって呼ぶな!てか、女なんだからおっぱ、って言えよ!!!」

🐰「僕なんですよ!ジョングクなんです!」

🐯「君みたいに頭のおかしいファン、俺、初めて…………」

🐰「違うってば!!ジョングクなの!」


何度言ってもヒョンは聞いてくれない。


🐯「ふーん?じゃあ、グガが俺を1番怒らせたことは?」


……そんなの簡単だ。たった1つしかない。


🐰「ヒョンの大事にしてたライオンのぬいぐるみをコーヒーかけて汚したこと……」

🐯「…………正解、……グガだ、……」



驚いたように目を真ん丸にして驚くヒョン。

当たり前だ。僕はチョン・ジョングクなんだもん。


🐯「……でもどうしてそんなんになってんの?」

🐰「…知りませんよ。気付いたら女なんですもん。」

🐯「えぇ……」

🐰「えぇ…って。てか、ヒョン、それ何。」



ヒョンのソコはびんびんに反り返っていて、存在をこれでもか、というほど主張している。

🐯「………………しょうがなくない??」

🐰「…中身、男なんですけど。」

🐯「………言っちゃあれだけど、それはそれで唆る。」

🐰「……ドン引きですよ、ヒョン…。」

🐯「まーいーじゃん。……ヤらせて?」




ぐっ、と手首をシャワールームの壁に押し付けられる。

狭い個室に2人っきり。
あぁ、……これは、ピンチかな?

🐰「……嫌です、」

🐯「嫌って言わないの。……ね?」


綺麗なヒョンの顔が近づくと思えば、首筋をぺろりと舐めあげた。


🐰「っぁ、…本当に、やめろ、って、!」

どん、と胸板をたたくが、

🐯「ふはっㅋ それで抵抗してんの?ㅋㅋ今、女だから力も弱くなっちゃってんだ、」

🐰「……嘘でしょ、」


抵抗したくても、出来ない。
なんて女の身体は不便なんだ。


🐯「かーわいい、………んちゅ、」

🐰「…っん、!?……やっ、んん、」

首元にちゅ、ちゅ、とリップ音を立てながら触れては離れるを繰り返していく。

甘ったるい音がこの狭い個室に響いていく。


🐯「ほら、ぐが。舌、出して?」

🐰「……絶対、嫌。」

🐯「……なんでよ!じゃあしょうがないね、」

🐰「…んぁっ、!!んぅ、ぁ、はぅ、……」


指が2本、口の中をくちゅくちゅと暴れる。
そして、舐めろと言わんばかりに動くその指に、つい、舌を絡めた。

ヒョンの右手は僕の口内へ、左手は僕の後頭部を抑えて目を無理矢理にでも合わせようとしてきた。目をぎゅ、と瞑れば「うわ、えろ…」なんて言ってきたから、意地でも目を開けて見つめることにした。

ヒョンのにやにやとした顔を見ながら、舌を絡めとっていく。あぁ、熱くてのぼせそうだよ。



🐯「んふふ、顔とろとろしてきたね、」

🐰「う、うるひゃ、……っ、」

🐯「こんなんでへばってたらこの先、どーすんの、」



後頭部を抑えていたヒョンの手はそのままに、そして右手で顎をくい、と上げられればヒョンの唇が、僕の唇と重なった。

そして、ぼう、としてきた僕をいいことにヒョンは舌を入れてきた。


僕の舌を離すまいと吸い取っていくヒョンについて行くのが精一杯で、ただただ舌を絡める。口の端からはたらたらと液が零れ落ちていくが、流れるシャワーのせいにした。


🐯「っん……ぐが、可愛いね」

🐰「かわいく、ない、ですって、……も、やめて、」

🐯「……やめて?下、もうとろとろに溶けちゃってんじゃないの?」

🐰「違うから、……っ、今なら戻れます、っ、……」

🐯「ふざけんなよ、……ここまで来てやめろ?無理無理。」



両手を上でまとめられ、壁にぐっと押し付けられる。そして、何もできない僕をそのままヒョンは遊んで行った。

ヒョンの細く、長い指が下へと動いた。


身体のラインに沿ってつー、となぞれば、それだけで腰が揺れた。




🐯「はは、ぐしょぐしょじゃん。」

🐰「違うっ、……からぁ、」

🐯「何が違うんだよ、ほら、見る?こんなに糸引いちゃってる、」


耳元で、愛液をくちゅくちゅとならすヒョンは本当に意地悪だ。

🐰「やら、っ……やめて、ぇ、」

🐯「もー、うるさいなぁ……」

🐰「ふぅ、ぁ、んっ、……!!」


何度目かも分からない深いキス。
そのキスに溺れていれば、中でヒョンの指がぐちゅぐちゅと弄っているのが分かる。

何度も抜き差しして与えられる快感は初めてのもので、気持ちよくて、口も全部ヒョンに弄られて、どうにかなりそうだ。


🐯「ほら、ぐが。気持ちい?焦点あってないよ?ㅋ」

🐰「っぁ、…ん、気持ち、良く、なんかぁ、……ん、ぁぁ、」

🐯「腰、がくがくしてるもん。俺のいれたらどーなっちゃうんだろーㅋ」


ヒョンのモノがぺちぺちと太ももに当たる。
ぬるぬるとしていて、それはなんだか、とてもグロテスクに腫れ上がっていた。

🐰「っあ、……はぁ、ん、んんっ、」

🐯「もーいいかな、……」


きゅ、と指が抜かれるとそれだけでおかしくなりそうでつい、崩れ落ちそうになった。


🐯「あっぶな、……」

ヒョンに後ろから抱き締められる。
……こんなにヒョンっておっきかったけ?
それとも、女の身体になって身長まで縮んじゃった?


🐯「もう立ってられないくらいなの?ㅋ」

🐰「ちが、うもん、っ……」

🐯「もー俺、我慢出来ないんだけど。……いーよね?」




何が、という前にヒョンは腰を掴み、ぐっと力を込めて中へと押し込んだ。

🐰「んあぁぁっ、……!!!!!」
🐯「っはぁ……気持ちい、。きっつ、」

🐰「や、やらぁ、…も、立てないっ……」

🐯「ほら、壁に手ーついて、」


言われるがままに壁に手をつけば、ヒョンは顔を僕の首へと近づけた。


🐯「ぐがの匂い、好き、」

🐰「っや、近いっ、……」

🐯「はぁ……可愛いなぁ、本当に」


ぱちゅん、と1突きついた音が響くと、そのままヒョンは激しく律動を始める。

流れ出ていたシャワーはいつの間にかヒョンの手によって止められていて、狭い個室には肌がぶつかり合う音と、甘ったるい声が響く。



🐰「っあ、んっ、あぁっ、……はやいっ、」

🐯「こんな、気持ちいの…、いつぶりだろ、っ……」

🐰「っんん、ぁ、……はぁんっ、!!」

🐯「ぐが、ててって、呼んでっ……」

🐰「んぁ、……っあ、て、ててぇ、」

🐯「っ、……それ、めっちゃ腰にくる、っ……」

🐰「んあぁ、っ……なんで、おっきく、!」

🐯「しょーがないじゃん、っ、……ぐががえろいのが、っいけない、……」

🐰「っは、ぁ、……ててぇ、んっ、てて、
っ!!!」


くるり、と顔だけを後ろに向ければヒョンは、眉間にシワを寄せて苦しそうに腰を振っていた。その苦しさが、僕で感じてくれているのだと思うとたまらなく愛おしくて、ちゅ、と唇を寄せてキスをする。


🐯「……煽ってんの、?」

🐰「っや、ちが、……」

🐯「積極的だね、ぐが、」

🐰「っん、……んぅっ、」


ちゅ、と唇が重なり合えば厚い舌が入り込んで、またキスをした。
上も下もヒョン一色に染まった僕は、何がなんだか、もう考えられなくて。

ヒョンが与えてくれる快感に、ただひたすらに溺れて行った。




🐯「っはぁ……やべ、そろそろ、イきそ、」

🐰「んやぁっ……やっ、んんっ、!」

🐯「は、……ぁ、出る、っ……!!!」

🐰「っん、あ、ああぁっ、!!!!!!」



どくどくとお腹の中が満たされていく感覚が分かる。それがヒョンの液なのだと分かれば、興奮は更に高まった。

する、とヒョンは僕から身体ごと離れると、僕の身体を壁に押し付けてまた、キスをした。





🐯「……ぐが、可愛かった、」

🐰「…女ですからね、」

🐯「それもあるけど、」


ぐい、と唇が右耳へと近づき、甘ったるい低い声で囁いた。














「ぐが、だから可愛いんだよ、」



あぁ、女になりたいなんて、馬鹿な願いだったらしい。

だって、とっくに僕の欲しいものは手に入れたのだから。

end
┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄

プリ小説オーディオドラマ