第14話

2章‐勢揃いの気まずさ
26
2018/10/02 02:48
麻耶
麻耶
昨日は、色々と……、ごめん。
麻耶が謝ったことで始まった、この日の朝。
私は真っ直ぐに彼の目を見ていた。


でも、なんで麻耶が謝ったのかわからない。悪いのは私、全部私。
こんなに苦しい思いをさせているのは私だというのに、

麻耶の目は真っ直ぐじゃない。
りる
りる
謝んないで、返事も曖昧で、麻耶にばっかり頼って、私が悪いの
空良side
お互いがお互いに傷つけあっている。どんどん傷つけて、

取り返しのつかないことになる。


これじゃ、何も変わらないって、2人はわかってるんだ。
でも
それが出来ないのは、

人間が自分を責めちゃうからだ。
空良
空良
どっちも……、悪くないんじゃない?
青葉
青葉
どういうこと?
空良
空良
だって、お互いの気持ちを伝えたんじゃん?りるが返事を上手くできなかったのも、一種の気持ちの表現でしょ?
広大
広大
そうだな。りるも麻耶も気持ちをぶつけあったんだよ。
青葉
青葉
だから気まずいんでしょ?気持ちが交差したから。
麻耶
麻耶
そうかもしれないね……。
広大
広大
誰にも納得する答えなんてないよ
空良
空良
それが人生じゃん……。
相変わらず、りるはうつむいたまま、私や広大たちの言葉に頷いている。
りる
りる
なんか、迷惑かけちゃった……笑笑
青葉
青葉
あ、やっと笑ったな。
空良
空良
うん、やっと
広大
広大
じゃー、久しぶりにみんなで学校行こうか
みんな
みんな
うん!
私が、みんなについて行こうとすると、
青葉
青葉
話が……、あるんだけど……、
空良
空良
え……?
青葉に腕を引っ張られた。