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JN「じゃあ小テスト始めまーす。机の中は空にして筆記用具だけ出してください」
はぁ、頑張らなきゃ~…
チラッとジミンくんを見ると、ジミンくんもこちらを見ていたようで目があった。
JM「頑張ってくださいね」
「うん、頑張るっ」
JM「あなたさんなら大丈夫ですっ」
「平均点取れなかったらごめんね…」
JM「絶対取れます!昨日頑張ったじゃないですかっ」
「うん、そうだよねっ」
ジミンくんに言われると、なんか本当に大丈夫な気がするなぁ。
JN「じゃあ、始め」
今までにないくらい頭をフル回転させてテストに臨んだ。
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小テストも無事に終わり、お昼の時間。
「じゃあ私、ジミンくんと食べてくるねっ」
MN「ねぇあなた、あいつのこと好きなんでしょ!」
SN「私もそう思う!地味と一緒にいるときすっごい楽しそうだし、なんか恋してる~って顔だよ」
「んー、そうなのかな」
最近はジミンくんのことばかり考えてるし、学校に行くのが楽しいのもジミンくんに会えるからだと思う。
私、ジミンくんのこと、好きなのかな。
MN「ま、いってらっしゃ~い」
SN「テヒョンには適当に言っておくから!」
「うん。笑」
早くジミンくんの元へ行きたくて、自然と小走りになってしまう。
「ジミンくんっ」
JM「あ、あなたさんっ。…どうぞっ」
「ありがとう~」
向かい合わせに座って一緒に食べるお昼ご飯。
「ジミンくん、いつも学食なの?」
JM「あぁ、はい…親が朝早くて作る時間ないみたいで。僕も料理はほとんどしないので」
「よかったら、作ろうか?私自分で作ってるし」
JM「え?あ、そんな……」
TH「あなた~!俺も一緒に食べるっ」
「ちょっ、テヒョン…!?」
突然現れたテヒョンは私の隣に座って、たこさんウインナーをつまみ食いした。
TH「一緒に食べよ?」
「え?いや、でも私はジミンくんと…」
TH「ん?いいよな?」
JM「あぁ…、はい、もちろん」
ジミンくんが断れるわけもなく、なぜか3人で食べることに。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。