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「はぁ~~~~~~~~~…」
SN「これはかなりキテるね」
MN「そろそろやばいね」
「無理~~~~~~~~…」
夏休み前の考査も無事に終わり、どうでもいい全校集会、学年集会を乗り越え、高校二年の楽しい楽しい夏休みが始まった。
だけど問題は…………
「ジミンくんに会いたい………」
そうなんです、夏休みが始まって早2週間。いまだジミンくんに会えていないんです。一度も。
MN「なんで連絡しないの?」
SN「会いたいって言えばいいのに」
「だって勉強で忙しいだろうし、ジミンくんからも連絡こないし……」
だって夏休み前にジミンくんに言われたもん。
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「ジミンくん、夏休みどうする~?」
JM「あぁ、その、言わなきゃいけないことがあるんですけど」
「え、なに?」
JM「8月に模試があって、そのために夏休みの前半はほとんど塾があるんです。だから……」
「あ、そうなんだ…じゃあ会えない?」
JM「模試が終わるまでは……」
「そっかぁ…頑張ってね!」
JM「終わったら連絡しますので…!」
って感じで、ジミンくんは今勉強で忙しいのです。
いつ模試が終わるか聞いてないし、ジミンくんが終わったら連絡するって言ったから、自分から連絡していいのかわからない。
まず、模試がどれだけ大変なのかわからない………←
メッセージを送るのも邪魔になるかなって思うと、ただ待つしか選択肢は無くて。
だけどこんなに会えないのは初めてだから、寂しくて寂しくて死んじゃいそう。
MN「家知ってるなら会いに行けば?」
「ううん~…」
SN「会いたいと思ったら会いに行く!」
「でもジミンくんが会いたいと思ってなかったら…?」
MN「いやいや、恋人なら会いたいって思うのは当然でしょ!」
SN「パクジミンも、きっと会いたいながらも勉強頑張ってんじゃない?」
MN「よし、サプライズで家の前で待つ!」
「サプライズ……」
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「ほんとに来ちゃった」
少しでもいいから会いたくて、二人と解散してからジミンくんの家まで来てしまった。
でもジミンくんの部屋の電気はついていない。
まだ塾なのかなぁ~………大変そう。
家の目の前で待つのは怪しまれるから、向かいの道路で待つことにした。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。