第53話

#51
4,056
2018/07/19 08:07

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「はぁ~~~~~~~~~…」






SN「これはかなりキテるね」






MN「そろそろやばいね」






「無理~~~~~~~~…」









夏休み前の考査も無事に終わり、どうでもいい全校集会、学年集会を乗り越え、高校二年の楽しい楽しい夏休みが始まった。





だけど問題は…………








「ジミンくんに会いたい………」









そうなんです、夏休みが始まって早2週間。いまだジミンくんに会えていないんです。一度も。









MN「なんで連絡しないの?」






SN「会いたいって言えばいいのに」






「だって勉強で忙しいだろうし、ジミンくんからも連絡こないし……」







だって夏休み前にジミンくんに言われたもん。







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「ジミンくん、夏休みどうする~?」






JM「あぁ、その、言わなきゃいけないことがあるんですけど」





「え、なに?」






JM「8月に模試があって、そのために夏休みの前半はほとんど塾があるんです。だから……」





「あ、そうなんだ…じゃあ会えない?」






JM「模試が終わるまでは……」






「そっかぁ…頑張ってね!」






JM「終わったら連絡しますので…!」








って感じで、ジミンくんは今勉強で忙しいのです。




いつ模試が終わるか聞いてないし、ジミンくんが終わったら連絡するって言ったから、自分から連絡していいのかわからない。




まず、模試がどれだけ大変なのかわからない………←




メッセージを送るのも邪魔になるかなって思うと、ただ待つしか選択肢は無くて。






だけどこんなに会えないのは初めてだから、寂しくて寂しくて死んじゃいそう。








MN「家知ってるなら会いに行けば?」






「ううん~…」






SN「会いたいと思ったら会いに行く!」






「でもジミンくんが会いたいと思ってなかったら…?」





MN「いやいや、恋人なら会いたいって思うのは当然でしょ!」





SN「パクジミンも、きっと会いたいながらも勉強頑張ってんじゃない?」





MN「よし、サプライズで家の前で待つ!」






「サプライズ……」








~~~








「ほんとに来ちゃった」







少しでもいいから会いたくて、二人と解散してからジミンくんの家まで来てしまった。




でもジミンくんの部屋の電気はついていない。






まだ塾なのかなぁ~………大変そう。








家の目の前で待つのは怪しまれるから、向かいの道路で待つことにした。







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