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「あ、そうだ買い物に行きたいんだけどっ」
JM「じゃあ荷物を家に置いてからスーパーに行きましょう」
「うんっ」
JM「今日は何を作ってくれるんですか?すごく楽しみにしてたんですっ」
「夜ご飯は、和風パスタとサラダだよ」
JM「わぁ~、楽しみですっ」
パスタならささっと作れちゃうし自信もあるから。日頃からお母さんのお手伝いしててよかった。笑
JM「何が必要ですか?」
「んーと、こっち~」
ジミンくんとカートを押しながら食材をカゴに入れていく。
こういうの憧れてたんだよね。なんか新婚さんみたい♪
JM「僕たち新婚さんみたいですね」
「だね~!」
JM「本当にそうなるといいな……」
「ん?」
JM「あ、ひとり言です」
私もそう思ってるよ、と思いながら楽しそうにカートを押しているジミンくんを見つめる。
何度見ても学校とのギャップにやられるなぁ。
誰にも知られたくないけど、もうソヨンにはバレちゃったし、、。
JM「あなたさん?レジ行かないんですか?」
「え?あ、そうだねっ」
いけないいけない、見惚れちゃってた。
私もそろそろこのギャップに慣れないと、、←
「ジミンくんが払わなくてもよかったのに……」
JM「今日は僕が作って欲しいって頼んだんですから、僕が払うのは当然ですよ」
「でも~…」
JM「ほら、行きますよ」
毎回のようにジミンくんが払ってくれて申し訳ないな。どこまで良い人なの……。
JM「じゃあこれ、冷蔵庫にいれておきますね」
「ありがとうっ」
JM「お昼ご飯、チキンでも頼みますか?」
「うん!そうしよ!」
大好きなんだよね~チキン!コーラとの組み合わせが最高!
「あ、これアルバム?」
JM「そうですけど、見ないでください」
「えーなんでー見たいー」
JM「恥ずかしいから嫌です」
「お願い!見せて?」
JM「小さい頃のやつならいいですけど…」
「やったぁ!」
たくさんあるアルバムから数冊取り出して見せてくれた。
幼少期のジミンくんなんて絶対可愛いに決まってる…!
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!