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第33話

#32

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TH「なんか懐かしいね、この感じ~」






「…そうだね」






TH「んーっ、美味しい!」








私がジミンくんのために作ったお弁当をテヒョンが食べている。




私はジミンくんが好きで、ジミンくんにお弁当を食べて欲しいはずなのに、こうして美味しそうに食べているテヒョンを見ると何も言えなくなってしまう。





付き合ってた頃から大好きだったんだ、テヒョンの食べてる姿。





今みたいにすごく美味しそうに食べてくれるから。





ちょっと失敗しちゃったおかずも、美味しい美味しいってペロリと食べてくれて。







今もそんなテヒョンを見て懐かしさがこみ上げて来る。








TH「ここで食べるあなたのお弁当が世界一美味しかったな~」






「それは言い過ぎだよ。笑」







TH「あー、久々に俺に笑顔見せてくれたね」






「あ……うん」






TH「ねぇお願い、今はあいつの事忘れて?俺といるんだから、他の事考えないで」






「…ん、わかった」








テヒョンのこういう甘えたような表情には、弱い。その通りにしてあげたくなってしまう。







思えばテヒョンを軽くあしらうことはあっても、強く言い返せたことは無いかも。






結局私は、テヒョンに甘い。吹っ切れたなんて思い込みだったんだね。








TH「ごちそうさまーっ」






「はーい」






TH「はぁ~~」








その場に寝転ぶテヒョン。








TH「ほら、あなたも」






「えっ?」








自分の隣をポンポンっと叩いている。一緒に寝転べってこと?








TH「はーやーくー」






「わ、わかったから、」








言われた通り寝そべると自然と腕枕をされる形になった。




ふと横を見ると、相変わらず綺麗な顔。








「ねぇ、テヒョン」






TH「んー?」






「……やっぱ、なんでもない」









聞けなかった。






なんで女遊びしてたのって。






理由を知ってしまうのが怖いからかな。









TH「変なのー。可愛いけど」






「なにそれ……」






TH「んー?俺の本音。あなたはいつだって可愛いよ」






「も、もう行くからっ…!テヒョンも授業遅れないようにしなよ!」






TH「んふっ、はーい」








逃げるようにしてその場を後にした。





テヒョンにドキドキしてしまう自分を認めたくなかったから。








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