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JN「じゃあ昨日言った通り種目決めするから男女分かれて相談してね」
MN「あなた~綱引きだよね?」
「もちろん~」
JN「リレーは体育のタイムの成績で僕が決めまーす」
SN「ソクジン先生本気だね。笑」
「リレーは勝てないよね。笑」
女子と男子のリレーメンバーが発表されていく。
JN「……で、あとはジミン!」
「「えぇ!?」」
リレーのメンバーをソクジン先生が発表していく中、4人目にジミンくんの名前が呼ばれた。
SN「ちょちょちょ、パクジミンがリレーメンバーじゃん!」
MN「え、足速いの?」
「し、知らない……」
『お前足速いっけ?』
『あ、でもタイムは俺らと変わらないくらいだわ』
『お~意外だな!』
JM「よ、よろしくお願いしますっ」
私達だけじゃなく、クラスメイト全員がびっくりしていた。
リレーメンバーは4人。その中にジミンくんがいるなんて、、。
ジミンくんが足速いなんて聞いたことないし想像つかない。←
『走順決めようぜ』
『アンカーはお前な』
『おう!』
JM「あ、あの…!」
『お?なに?』
JM「ぼ、僕に……アンカーやらせてください…!」
『えっ…何言ってんのお前。笑』
『アンカーテヒョンだぞ?』
JM「それでも、アンカーがいいです。お願いします…!」
頭まで下げたジミンくんにみんなはタジタジ。
そこまでしてアンカーやりたい理由って………
SN「もしかしてテヒョンと勝負しようとしてんじゃない?」
「うん、私もそう思った」
『なんでそんな、アンカーがいいんだよ』
JM「テヒョンくんに、負けたくないからです、……男として」
トクン____
真剣な眼差しで話すジミンくんがかっこよくてドキドキした。
『よくわかんねーけど、じゃあお前がアンカーな』
JM「ありがとうございます!頑張ります…!」
SN「かっこいいじゃん、パクジミン」
MN「あんな男気あるなんてびっくりしちゃったよ」
「私もびっくりしてる」
MN「よっぽど愛されてるね~?」
「や、やめてよ~」
SN「リレー楽しみになってきた!」
ちらっとジミンくんをみると目があって微笑まれた。
ドキドキするからやめて~…!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。