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JM「ここです、ここっ」
「観やすそうだね」
JM「ちょうど真ん中が空いてたので、よかったです」
ふと周りを見てみると、やはりカップルが大半を占めていた。
私たちも男と女だ。周りからみればカップルに見えるのかな、とかいろいろ考えていたら場内が暗くなった。
いくつか予告映像が流れて、本編がスタートした。
JM「わぁ………」
隣のジミンくんは時折声を漏らしていて映画に夢中だった。
やっぱり、横顔綺麗だな……。それに肌も綺麗……。
スクリーンの光がジミンくんの顔を照らしていて、それだけでも絵になるくらい。
私は映画じゃなくてしばらくジミンくんの横顔に見惚れていた。
JM「あなたさん、そんな見ないでください、さすがに照れます……」
「あ、ごめんっ」
JM「映画つまらないですか…?」
「ううん、そんなことないっ、ごめんね集中します」
不安そうに目をウルウルさせてこっちを見ないで……可愛すぎて死にそうになる。
そして映画は感動のラストで終わった。
「よかったね、この映画」
JM「はい!また観たいくらい良かったです」
「ふふっ、そうだね」
ここが良かった、あのシーンが泣けた、と感想を言い合って映画館を出た。
「この後はどうする?」
JM「ゲームセンターに行ってみたくて…」
「うん、いいよ!」
JM「ほんとですか!よかった…」
「ジミンくんはゲームとかやるの?」
JM「ほとんどやらないです。弟はよくやってますけど」
「そういえばジミンくんって弟いるんだね」
JM「はい、二つ下の弟が1人います。でも、僕とは正反対です」
「どこが?」
JM「僕とは違って弟はすごくイケメンなんです。自分でも本当に兄弟かな?って思うくらいです!笑」
あなたも、イケメンですけどね……ってツッコミたくなる。こんなにかっこいいのになんで学校だとあんなに変わっちゃうんだろう、、。
ジミンくんの弟くんも、かなりイケメンなんだろうなぁ。
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みなさまお気づきかもしれませんが、弟くんはジョングク君です。笑
もう少ししたら登場させます☆
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!