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「だめかな…?」
JM「い、一緒に寝るって、その、このベッドにですか?」
「うん、そうだけど……」
JM「えぇぇ………」
「あ、嫌ならいいの…!ただ、その、せっかくのお泊まりだから一緒に寝たいなぁなんて……」
アハハ、なんて笑ってみせたけど本当に嫌だったらダメージでかすぎる、、。
どうしようどうしようって部屋をうろちょろ歩き回っているし。
JM「ぼ、僕寝相悪いかもしれませんし…」
「そんなの私もだよ」
JM「蹴っちゃうかもしれませんし…」
「平気だよ?」
JM「うぅっ………あなたさんがいいなら、いいですけど…」
「ほんとっ?一緒に寝てくれる?」
JM「は、はぃ…」
顔から湯気でも出るんじゃないかってくらい顔が真っ赤なジミンくんはゆでだこ状態。笑
JM「し、失礼します…」
「はいっ」
薄暗い部屋の中でもわかるジミンくんの緊張した表情。可愛いなぁ。
シングルベッドを2人で使うのは少し窮屈。
「ジミンくん、大丈夫?」
JM「だだ、大丈夫じゃ、ないですっ」
「もっとこっち、おいで?」
JM「や、いや、無理ですって…」
「私まだスペースに余裕あるもん」
JM「これで、だ、大丈夫ですからっ」
「くっついてもいい?」
JM「うぅぇっ?」
緊張しているのか少し体が震えているジミンくん。完全に私のペースについていけてないみたい。笑
ちょっと調子乗りすぎたかな?笑
だけどイチャイチャしたいじゃん……?
「ぎゅってしてもいい、?」
JM「そんなの、緊張して寝れないですよ……」
「じゃあ、腕枕して?」
JM「あぁ、もうほんと…あなたさんって人は……」
完全にバリアをしていた腕は私の首元にやってきた。ジミンくんの二の腕枕最高……。
「ふふっ、近いね」
JM「み、見ないでください…」
「やだ、せっかく一緒に寝れるんだもん」
JM「あ、ちょ、えっ、!?」
そのままぎゅーって抱きついてみると慌てて離れようとする。
「せっかく一緒に寝れるのに、イチャイチャしないの…?」
JM「イ、イチャイチャ……!?」
「ぎゅーってして寝たい」
さっきまで言うの躊躇ってたくせに、私、すっごい大胆じゃん………
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。