電話をかけようとするぷりっつ…
プルルルルル…プルルルルル…
プルルルルル…カチャ
よかったー…
忙しいとか言われなくて……って言うか、ま、待ってた!?俺に誘われるの、待ってたってことか…!?
ま、まあ、とりあえず撮影できるんだしいいか…!
ーーーアマル視点ーーー
プルルルルル…プルルルルル…
カチャ
え、えっと…ぷりっつ無言か?
あれ…嫌われてる?
や、やったー!!!
撮影のお誘いだ…!!
も、もちろん答えはOKだな。
ーーー戻りまして、ぷりっつ視点ーーー
撮影終了後…
ドキッ
え、俺しか勝たん?
好きってことよねうん。
だけど、友達としてってことよね?ってか、なんで俺いつも言われてるようなことでドキドキしてんだ…?
なんか…なんか…
俺アマルに恋してんのかな…。こいつ人気だし、俺だけのものになんて…できるわけ無いよな…アマルと撮影してupしたの、すぐバズるし…やっぱりみんなアマルのことが大好きなんだな。
ん?なんか恥ずかしがってる…?
お…お誘いぃぃぃい…いただいたぁぁあ…!
ど、どうしよどうしよ!!
俺、アマルと家デートか?これ…!!いやなんで1年前と違う発想になってんの?俺馬鹿なの?!しかもアマルと付き合ってないし!!
ふ、深く考えすぎたな。
ここは綺麗にOKだ
嫌だ嫌だ!!そんなにアマルん家に行くの待ってられない…!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。