その後、4人はゲームしたりなんだりして、遊びまくった。
家にいたいのかな?
実写動画とか撮るつもりか?
(あきころ)んじゃ!ばいばーい
ガチャ…(玄関の扉がしまる音)
この時はちょっとした好奇心で聞いた
もっと上の人…
俺はなーなちゃんより下なはず。
可能性はあるかもだけど…
どうしても気になった俺は、やっぱり聞いた
何故か、心臓がバクバクしてる。
答えたくなさそうなぷりっつ。
どうしても答えさせたい俺。
ほんとの本当に誰なのだろうか…
ぷりっつの本命は
ーーぷりっつ視点ーー
聞かれてドキッとした。
正直アマルと一緒にいたい。
居たいけど、ひかれる気がする。
嬉しいことに誘われた
これって夜の行いまで行けるんじゃ…?
そんなところまで考えていた。
急に聞かれたことに驚いた。
何故俺の好きな人に興味ある?
本命はお前なのに…
すこし匂わせしとくか…
これで興味持ってきてくれるなら、アマルも俺のことが_______。
真顔で聞いてくるアマル。
すごい真剣な顔してて格好良い。
いやいや…こんな時までそんなこと思うなんて俺は馬鹿か?
答えたく…ない
友達以下の…関係に…
もしくは肉体関係になんて…
こんなこと言ったらアマルが冷めるかもしれない。
顔に早く言ってと書かれているみたいだ。
だけど…俺は…
お前のことで悩んでいるんだ…
けれども、心配してくれてる人にお前で悩んでいるなんて言えない
なんか…色々疲れたなーw
撮影頑張ったのもそうだけど、アマルと他の人がちゅーしてんのだって見たくなかったし…
アマルは俺の事どう思ってるんだろうか。
俺は間髪入れずにアマルを呼んだ
とりあえず話がしたい
だけど、話題は出てこない。
あー、アマルイケメン…やっぱイケメンすぎ
かっこよー…俺とは大違いだな…こんな不細工な顔よ。何この顔。整形したいんだけど?
ちょっと気になってたことだ。
家の床にあるアマルの手をひそかに握る。
ーーーアマルの心の声ーーー
ぷりっつは本当に俺のことが好きなのだろうか?
こんなに色々しつこく聞いてきて。
流石に俺だってお前のこと好きだよ。
そんなに心配するなって…
そっと口を開く
だけど、なんていえばいいのか分からない。
この「恋」を上手く言葉に表せない
俺は…
もういっそ…言ってスカッとしよう
ぷりっつだって…俺のことが好きな…はず!!
声が小さすぎた…もっと…もっと声をはりあげなくちゃ。
お前だ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。