第17話

夢 2
4,828
2019/08/16 22:32



(高地)な……んで

(慎太郎)こんにゃろおお!!





慎太郎が止に入ろうとした。





(京本)待ってよ。今言っても、声は聞こえないし すり抜けちゃうだけだよ…

(慎太郎)でも……でもっ……










慎太郎の気持ちは痛いほどわかる。
メンバーが目の前で……
夢だ。これは夢なんだ……


そう思って、抑えるしかなかった。









(スタッフ)てか、お前がメンバーの足引っ張ってたりして。

(ユメ 北斗) ハッ………

(スタッフ)だって、メンバーに不仲の人がいるとかやばいでしょ。
それでどんだけ周りに迷惑かけてるかわかってんの?? 笑笑

(ユメ 北斗)ぁ……………

(スタッフ)かっわいそーだね……


ドンッ


(ユメ 北斗)いっ………

(スタッフ)今日はこれぐらいにしとこっかなぁ











そう言うとスタッフは北斗を残して部屋をあとにした。









(ジェシー)なんてこと言うんだよ……あいつ

(高地)あの人、すごい普段は優しい人だから…… 恐ろしいね ゾッ




(ユメ 北斗)っはぁ…………..。見えねぇとこだけ殴るとか…。悪知恵だな……




そう言うと北斗は立ち上がった。




(京本)あ、どうする??ついてく??

(樹)そうしよっか。




ついていくと、俺らの楽屋。
俺達の声が聞こえた。





(慎太郎)わ……自分の声する

(ジェシー)なんか、違和感💧




北斗と一緒に楽屋に入った。






(ユメ ジェシー)あぁーー!!!おかえりぃーー北斗ぉ!!

(ユメ 慎太郎)最近、あのスタッフさんと話してるよねぇ…… もしかして、北斗……あの人とさ…… ((ニヤニヤ

(ユメ 北斗)んなわけねぇだろ ((苦笑

(ユメ 樹)え?!ほんと?!

(ユメ 北斗)だからぁ…… 笑








こ………これって……





(ジェシー)俺、このときの撮影で"本当に"北斗に言った…
違う目線で見てるってことか…??

(京本)呼び出されてたのって……

(慎太郎)俺……知らずに…… なんで気づかなかったんだろ……






次の瞬間空間が歪んだ。
瞬きをすると、またあの空き部屋にいた。







(高地)え??えっ??

(樹)あぁ……また 北斗が……





違う服を着ているから別の日になったのだろう。







(スタッフ)ほんとにイライラする……

(ユメ 北斗)………っ

(スタッフ)あ、私思ったんだけどね。SixTONESがデビューできないのアンタのせいなんじゃない??

(ユメ 北斗)ぇ………

(スタッフ)わ、その絶望的な顔 いいね 笑笑
で、そのことに関してどうおもう??((ニコッ








(樹)なんてヤツだ……

(京本)北斗 あんなヤツに相手しなくても…





(ユメ北斗)俺は………
ほんとにその通りだと思います。







(SixTONES-北斗)え……………




(スタッフ)やけに素直だね。つまんない。じゃ



バタン

(ユメ北斗)…………くそっ……

北斗は立ち上がり、何かに苛立つように部屋を立ち去った。

俺達は何も言えないまま 北斗に着いていった。


北斗がメイクルームに向かう途中、俺達が準備を済まして出てきた。
俺達はギャアギャア騒いでいたから北斗には気付いていなかった。

俺達の背中を見る北斗はすごく悲しい顔をしていた。










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(高地)次回は

(樹)「夢 3」

(慎太郎)この夢、しんどいんだけど…

(京本)でもこの夢 本当にあったことなんだよ。きっと。

(ジェシー)もし、きょもの言ってることがほんとなら 北斗が戻る手がかりあるかもしれねぇじゃん??
がんばろーぜ。

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