第18話

夢 3
4,744
2019/08/17 23:54



北斗の悲しい表情を見ていると辛くなった。

なんで気付いてあげられなかったんだ……

そんな中 口を開いたのはジェシーだった。




(ジェシー)ねぇ、この映像って北斗が小さくなった日じゃない??

(京本)あ……ほんとだ

(慎太郎)じゃあ今からメイクルームで、北斗が小さくなるのか……?!




話をしていると、北斗が部屋に入っていった。


(高地)俺らも入ろう。


北斗に着いて行くと、北斗はため息をついて椅子に座り 鏡をぼーっと眺めていた。

いきなり、北斗が ふっ と笑った。



















(ユメ北斗)顔 死んでるな……。っはぁ…………こんなんだから、足引っ張ってるんだよな……
あいつらに会うんじゃ……なかった…
俺がいなくても…良いじゃんかよ。


っ……くそ…… 自分が嫌だ……
こんなことになるなら…………

過去に戻って…… 会わないように…っ

気楽に過ごしてた……

























"子供の頃に戻りたい……っ"











(樹)あ…………







北斗が 小さく…………













********************************************





(樹)っへ?? いきなり目が覚めた…… なんの余韻もなく?!









時計を見ると午前9時30分を指していた。




(樹)今日……午後から撮影だよな…







隣には小さい北斗。すーすー寝息を立てて気持ちよさそうに寝ている。

そんな北斗を見ていると、夢で見た辛そうに自分を責める北斗を思い出した。










きっと、あの夢は本当だ。

俺は スマホを取ってメッセージをメンバーに送った。



すぐに既読がついた。



みんな同じことを考えていたのだろう。









スマホを置くと、俺は北斗を起こさないようにそっとベットから降りて朝ご飯の準備をはじめた。






今日 北斗は何を忘れているんだろうか……
また、自己紹介しないといけないのかもな…













✄ - - - - - - - - - - - - - - - -
(京本)次回っ

(高地)「敵視」

(慎太郎)あのスタッフとっちめてやるわぁぁぁぁあああ!!!!

(樹)おおおお、落ち着けええええ!!!! わかる、気持ちはすっごいわかるからさ………

(ジェシー)………… ←オーラが黒い。

(樹)……わかるけど……… もう少し、こらえてくれないか……

プリ小説オーディオドラマ