第26話

だい。にじゅういちわ
1,013
2019/07/25 00:04
ンダホ
ンダホ
あなたちゃん…。本当に申し訳ないんだけど…。
あなた

はい?なんでしょう?

ンダホが深刻そうに言ってきたので腹をくくると
ンダホ
ンダホ
お腹すいたからご飯食べない?
あなた

…ほへ…?

ふぇると
ふぇると
そういえば忘れてましたね
モトキ
モトキ
食べたい〜!
モトキはそういいつつ、グミを掴みそのまま口へポイっと放り込む。
シルクロード
シルクロード
お前wご飯前に食べるなw
モトキ
モトキ
あなたちゃんも食べる?
あなた

あ…

私の好きな果汁グミ……!
あなた

いただいてもいいですか?

モトキ
モトキ
どうぞ〜
誘惑に私は負けてしまった。口の中で芳醇なぶどうの味が染み渡っていく。
モトキ
モトキ
それ美味しいよね!よく食べるんだ!
あなた

美味しいですよね!私も大好きなんです❤️

カンタ
カンタ
ほらぁ…イチャイチャしない!行くよ!
カンタがそう言うので私は体温が上がるのを一瞬で感じた。
あなた

もう!そう言うこと言わないでよ///

カンタの後を追っていくと綺麗なテーブルがあるリビングへとたどり着いた。
モトキ
モトキ
今日はミネストローネ!
と真ん中に大きな鍋をドンと置く。蓋を開けた途端にトマトの香りが鼻をかすめる。
あなた

美味しそ…

ンダホ
ンダホ
ご飯担当はいつももっきゅんなんだ!美味しんだよ!
そういいつつ、ンダホの右手はおたまでミネストローネをすくっている。
ンダホ
ンダホ
はい!あなたちゃんの分!
器には綺麗によそわれたミネストローネが。
ふぇると
ふぇると
あなたちゃん!こっちこっち!
ふぇるとに言われた席へと着く。
シルクロード
シルクロード
みんな!今日も食べるぞ〜!
シェアハウスのみんな
いただきまーす!
いただきますと挨拶をするとみんなはガツガツとご飯を食べ始めた。
ものすごい気迫で食べているので少しびっくりしていると
ンダホ
ンダホ
あなたちゃんも食べて食べて!美味しんだよ!ほら!
私はミネストローネをスプーンですくうと、そのまま口へと運ぶ。
あなた

美味しい…!

口の中で広がるトマトの酸味。それをなだめるように他の食材やパセリが際立っている。
こんなに美味しいミネストローネは初めてだった。
そのまま私は他の人と一緒に一心不乱に夕飯をいただいた。

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