やっとお皿洗いが終わり、ソファーへとダイブする。
そんな優しい顔でずばっと言わないでください///照れちゃう///
すると…。
もっきゅんは二階へと上がっていった。
……リビングは私1人。みんな忙しいんだ…。結構寂しい。
大きなあくびが出てしまった。大した仕事をしてないのに…。私はソファーにもたれかかる。
そうだった。あの時は先が真っ暗で何をすればいいのかわからなかった。価値がない人間…。
そう思った。いや、思い込みだったのか………。
こんな展開になるとは思わなかった。正直言って私もびっくりしている。
幽霊でも…みんなは怖がらなかった。…優しくしてくれた。接してくれた。
急に睡魔が襲ってきた。幽霊でも寝ることは必要らしい。……今なら誰もいないし。
深い深い眠りについた私。それをドア越しで見ていた1つの視線に気づかなかった。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。