第38話

だい。さんじゅうにわ
829
2019/08/27 03:32
他の人たちの騒ぎを聞きつけたのか、もう1人リビングへやってきた。
ポッキー
ポッキー
お疲れ様でーす。何かありました?
シルクロード
シルクロード
お!お疲れ!
マサイ
マサイ
うるさかった?ごめんね🙏
ポッキー
ポッキー
大丈夫ですよ。それで……何かあったんですか?
マサイ
マサイ
……なんでもないよ。
ポッキー
ポッキー
本当ですか……?
ちらっとあなたの方を見つめる。
ポッキー
ポッキー
もしかして、あなたちゃんが関係してませんか?
マサイ
マサイ
………やっぱり。ポッキーには隠し事はできないな。
ポッキー
ポッキー
そんなことないですよ。勘がいいだけです。
ふふっと微笑むポッキー。
シルクロード
シルクロード
まぁ……。いつかはバレることだから……。話すか。
シルクとマサイは2人でポッキーに状況の説明をした。ポッキーは何も言わず、コクコクと頷くだけだった。
ポッキー
ポッキー
…………なるほど。状況は理解しました。
シルクロード
シルクロード
こういうことなんだ。
ポッキー
ポッキー
………1ついいですか?
シルクロード
シルクロード
ん?言ってみ?
ポッキー
ポッキー
皆さんも思っていると思うんですけど………。
ポッキー
ポッキー
マサイさん!
いきなり、マサイを指差すポッキー。思わずマサイも動揺する。
マサイ
マサイ
な、なに?
ポッキー
ポッキー
ズルすぎないですか?
少しの間、沈黙が流れる。
シルクロード
シルクロード
……ん。確かにな。
マサイ
マサイ
え?シルク?
ポッキー
ポッキー
ですよね!
マサイ
マサイ
お、おい!
シルクロード
シルクロード
だって。抜け駆けはずるいって。
ポッキー
ポッキー
………ぶっちゃけると、ひどいっすね。
マサイ
マサイ
ひどい!?
シルクロード
シルクロード
そういうことになるな。
マサイ
マサイ
ち、ちょっと!
慌てるマサイを2人は笑顔で見つめていた。すると………。
あなた

うぅ………。

マサイ
マサイ
コソッ)起きちゃった?
あなたは目をこすり、3人がいる方向を見つめる。
あなた

何か…………ありました………?

マサイ
マサイ
い、いや。
シルクロード
シルクロード
別になにも。
あなた

そう……ですか。

あなた

もう少し寝ててもいいですか?

ポッキー
ポッキー
うん。いいよ。
あなた

ありがと………うございます……。

マサイ
マサイ
おやすみ。あなた。
あなた

おやすみなさい…………マサイ…。

あなたがもう一眠りにつくと、3人はささっとリビングを去っていった。

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