第16話

だい。じゅうさんわ
1,081
2019/07/13 23:34
シルクロード
シルクロード
じゃあ…入るよ…。
あなた

お願いします

シルクさんは大きなドアを開けて
シルクロード
シルクロード
今戻った!
と大声で叫んだ。すると…………
ふぇると
ふぇると
遅かったすね。どこほっつき歩いてたんですか?
とadidasの服に身をまとった男の人が出できた。
はるくん
はるくん
遅すぎる〜。お腹ぺこぺこなんですけど…。
とおしゃれな服装の彼。シルクさんがいないと食べられないのかな?
シルクロード
シルクロード
悪かったって!
はるくん
はるくん
まぁ…。いいですけど…。
ふぇると
ふぇると
早く行きません?お腹すいてみんな待ってますよ?
と2人が歩き出そうとしたその時。
シルクロード
シルクロード
ふぇると!はるくん!
ふぇると
ふぇると
ん?なんすか?
シルクロード
シルクロード
ここにさ…。
とシルクさんが指差したのは私の方。2人は指された方を見る。純粋な瞳で。
あなた

(恥ずかしい…///////)

シルクロード
シルクロード
なんか見える?
ふぇると
ふぇると
ん?………いや。
はるくん
はるくん
何もないすけど…。え?なになに。怖すぎる!
あなた

(やっぱりダメか…。)

シルクロード
シルクロード
はい!ふぇるととはるくん。罰ゲーム!このシールをおでこに貼ってくださーい!
とおもむろに取り出したのは、あの「幽霊シール」。
はるくん
はるくん
えーなにこれ?
ふぇると
ふぇると
気持ち悪っ!目玉じゃん。
と言いつつ、素直につける彼。なんだかんだいい人。
シルクロード
シルクロード
リビング行こうぜ!
はるくん
はるくん
はーい
シルクさんは私しか見えないように、小さく手招きをしてくれた。
あなた

着いていかないと…。

私はそのまま、シルクさんたちの後を追って、噂のリビングへと入り込んだ。

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