第27話

だい。にじゅうにわ
992
2019/07/26 09:19
あなた

ご馳走様でしたぁ……。

ンダホ
ンダホ
お腹いっぱい!動けないぃ…。
私たちは一心不乱に食べ続け、あっという間に食べ終わった後。私とンダホはベタんと横になる。
もっきゅんは1人でお皿の片付けをしてくれている。
モトキ
モトキ
はいはい!そこの2人!そこで寝っ転がらない!
もっきゅんがお母さんのように私たちを注意する。
あなた

えぇ…?無理です…。

ンダホ
ンダホ
俺もダメ…!
立ち上がりたいけど…。もっきゅんのご飯が美味しすぎて食べすぎてしまった…。失態…。
モトキ
モトキ
でもさ!本当に美味しそうに食べてくれたよね!あなたちゃん!
あなた

そうですか?

モトキ
モトキ
うん!見てて「作ってよかった」って思ったんだ!
もっきゅんは本当に嬉しそうだった。ニコッと笑った爽やかな笑顔は私の胸に突き刺さった。
あなた

(胸がドキドキする…!なんだろ…。)

モトキ
モトキ
どうしたの?
もっきゅんが顔を近づけてくると、その胸の高鳴りはどんどん早くなっていく。
あなた

なんでもないですよ!手伝います!

モトキ
モトキ
ありがとう!助かるよ!
恥ずかしすぎて話題を変えてしまった。…バレてないっぽい。よかった…。
あなた

ほら!ンダホも手伝ってください!

私はそういい、ンダホの方を見ると…
ンダホ
ンダホ
Zzz…
モトキ
モトキ
ありゃ…。寝ちゃったね。
気持ち良さそうに笑顔で寝ている。
あなた

起こさないほうがいいですね。

モトキ
モトキ
そうだね。
私ともっきゅんは顔を見合わせ、静かにお皿を持って台所へ向かった。

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