カーテンの間から光が溢れる。私はむ〜っと背伸びをして起きた。
カーテンからこぼれた光は私を
通り越して床を照らしている。
やっぱり、死んじゃったのは事実。実感が湧いてきた瞬間だった。
私は立ち上がって、ドアの前で笑顔を作るとリビングへと向かった。
奥からもっきゅんの声も聞こえる。
昨日のメンバーより明らかに人数が少ない。どうしてだか尋ねると
と心の中でツッコミを入れてしまう私。
こう見えてこの私、あなたは健康のうるさいのだ。
静かにマサイが立ち上がって私の肩にそっと手を添える。
マサイは私の手をそっと握る。
なんか、イケメンにエスコートされているみたいで照れてしまっていた私だった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。