第44話

だい。さんじゅうしちわ
657
2019/10/27 10:49
カーテンの間から光が溢れる。私はむ〜っと背伸びをして起きた。
あなた

朝だ……!

カーテンからこぼれた光は私を



























通り越して床を照らしている。
あなた

…………

やっぱり、死んじゃったのは事実。実感が湧いてきた瞬間だった。
あなた

でも、こうして下を向いてるだけじゃダメだ。

私は立ち上がって、ドアの前で笑顔を作るとリビングへと向かった。
あなた

おはようございます!

すしらーめんりく
すしらーめんりく
おはよ〜う、あなたちゃん!
シルクロード
シルクロード
おはよう!
マサイ
マサイ
おはよう……
モトキ
モトキ
おはよう〜
奥からもっきゅんの声も聞こえる。
あなた

あれ…?

あなた

他の皆さんは……?

昨日のメンバーより明らかに人数が少ない。どうしてだか尋ねると
シルクロード
シルクロード
まだ寝てると思うよ。
モトキ
モトキ
結構不規則な生活だもんね〜
あなた

(もういい時間だと思うんだけど!?)

と心の中でツッコミを入れてしまう私。
あなた

さすがに起こしませんか?

すしらーめんりく
すしらーめんりく
……あぁ。確かにね…。
あなた

寝すぎも体に良くないですよ!

こう見えてこの私、あなたは健康のうるさいのだ。
マサイ
マサイ
………うん。わかった。
静かにマサイが立ち上がって私の肩にそっと手を添える。
マサイ
マサイ
俺も手伝う。
あなた

あ、ありがとう!

モトキ
モトキ
あれ!マサイが手伝うなんて珍しい!
シルクロード
シルクロード
………
すしらーめんりく
すしらーめんりく
確かに!
マサイ
マサイ
別にいいだろ。
マサイは私の手をそっと握る。
マサイ
マサイ
行こ?
あなた

う、うん///

なんか、イケメンにエスコートされているみたいで照れてしまっていた私だった。

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