第60話

冬になりました
750
2020/10/01 11:35
それから月日がたってはや3ヶ月。
もう季節は冬
私は仕事をバリバリこなしていた
生瀬本部長
生瀬本部長
あなたくん。
私
はい!
生瀬本部長
生瀬本部長
去年のプレゼン覚えているか?
私
あ、部長とやった……
生瀬本部長
生瀬本部長
そうそれだ
生瀬本部長
生瀬本部長
時間はたったが商品化決定だそうだ!
私
え!?!
生瀬本部長
生瀬本部長
おめでとう!!
深田先輩
深田先輩
すごいじゃん!
生瀬本部長
生瀬本部長
それで中村はいないから
生瀬本部長
生瀬本部長
君が代表として会議に出て欲しい
私
私がですか?
私
でも、私なんかが、
生瀬本部長
生瀬本部長
君は変わった。
生瀬本部長
生瀬本部長
あの頃よりもパワーがある。
深田先輩
深田先輩
うん!あなたちゃんなら大丈夫!
私
分かりました!頑張ります!
生瀬本部長
生瀬本部長
じゃあこれを中村に伝えといてくれ
私
えっと、
なおこ
なおこ
本部長、それは私がやっておきます
生瀬本部長
生瀬本部長
直子さんがか?
なおこ
なおこ
あなたさんは仕事に集中しといてください
私
分かりました
あれからもう3ヶ月。
私はもう部長の顔を見ていない
直子さんとの関係もわからない
でもこの感じだと付き合ってるのかな?
いっそ、そっちの方がいいのに……



恭子さんが歩み寄る
深田先輩
深田先輩
あなたちゃん、部長に会いに行ってる?
私
あ、いや、最近は行けてないです
深田先輩
深田先輩
行かないの?
深田先輩
深田先輩
仕事なら私も手伝うし
深田先輩
深田先輩
行ってあげなっ
深田先輩
深田先輩
きっと待ってるよ?
恭子さんは私たちのことを知らない
私
ふふっ、そうですね
私
いつか行きますね
私は立ち去る
深田先輩
深田先輩
いつか……?
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それから会議のために残業残業残業!!!
クタクタな日々が続いた
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中村部長
中村部長
商品化?
なおこ
なおこ
そうよ、
なおこ
なおこ
あなたたちが考えた
中村部長
中村部長
あなたたち?
なおこ
なおこ
去年の冬
なおこ
なおこ
倫也、あなたちゃんと2人で
なおこ
なおこ
商品を企画したの
中村部長
中村部長
あなたと去年……
ズキッ
中村部長
中村部長
うっっつ
なおこ
なおこ
倫也!!?!?
中村部長
中村部長
お、思い出したい、
中村部長
中村部長
はぁはぁはぁはぁ
荒い息切れ
なおこ
なおこ
もしかして、頭痛の原因って……。
だから、あなたちゃんは、
中村部長
中村部長
あなたとの過去を思い出さなきゃ
中村部長
中村部長
じゃなきゃ、あいつに申し訳ない、
なおこ
なおこ
倫也!!!
彼の肩を握る
なおこ
なおこ
あなたちゃんのことを思うなら
なおこ
なおこ
自分のことを大切にして
なおこ
なおこ
そんな自我を傷つけてまで……
なおこ
なおこ
あなたちゃんが悲しむわ
中村部長
中村部長
直子……
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深田先輩
深田先輩
あなたちゃん大丈夫かな、
横浜くん
横浜くん
え?
深田先輩
深田先輩
部長に会いに行ってないの
横浜くん
横浜くん
あいつがか?
深田先輩
深田先輩
仕事におわれてるのなら
深田先輩
深田先輩
しょうがない、
深田先輩
深田先輩
だけど……
横浜くん
横浜くん
あなたに限ってそんなことあるか
深田先輩
深田先輩
何かあったのかな
横浜くん
横浜くん
でもあの二人のことに口挟むのもなぁ
深田先輩
深田先輩
見守るべき??
横浜くん
横浜くん
今はそうしよう
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いよいよ会議の日。











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