第36話

ごめん、
1,093
2020/03/26 15:32
先輩と迎えた朝はあの時みたいに心地よかった
深田先輩
深田先輩
おーい気が飛んでるぞぉ
私
あ、すみません
深田先輩
深田先輩
なんかあっただろう……
私
い、いえ別に!!!
伊藤先輩
伊藤先輩
おはよ
後ろから先輩……
私
わ!おはようございます!
深田先輩
深田先輩
おやおや
伊藤先輩
伊藤先輩
な、なんですか
深田先輩
深田先輩
いや別に……笑
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最近流星も会議が重なり一緒にに帰れてない
なんでだろう1人になると部長のことが
私ほんと最低だ。
せめてちゃんと吹っ切れたら……
高橋さん
高橋さん
あ、あの!
私
あ、、
高橋さん
高橋さん
ずっと謝りたくて
高橋さん
高橋さん
俺酒癖悪くて本当にあの時はごめん
高橋さん
高橋さん
あの後部長にすごく怒られて
高橋さん
高橋さん
本当に怖い思いさせてごめん
私
ぶ、部長が……
高橋さん
高橋さん
あぁ、
私
もういいよ。別にお互い酔ってたし
高橋さん
高橋さん
もうあんなことしないから
私
うん
そういって高橋くんは帰っていく
中村部長
中村部長
ハァハァハァハァ
私
ぶ、ぶちょう!
私
なんで……
中村部長
中村部長
帰る時高橋がお前のことおってて
中村部長
中村部長
またなんかやらかすと思ってな
私
な、、
中村部長
中村部長
ん?
私
な、なんで部長はいっつも私のために……
中村部長
中村部長
それはお前が大事な部下だからな
私
その優しさが辛いです
中村部長
中村部長
は?
もうこのまま言ってしまおう
私
ぶ、部長
私
私、部長のことが好きなんです
中村部長
中村部長
え、だってお前現に……伊藤と
私
分かってます。私がおかしいのは
私
だけど部長のことが好きなまま
私
伊藤先輩と付き合えないから
私
振られて吹っ切れるために
中村部長
中村部長
こっちの身になれ
中村部長
中村部長
それじゃあ俺がごめんしか言えない状態だ
私
えっ。
中村部長
中村部長
あっ、
部長は拳を強く握る
バックのとってが潰れそうな程に
私
部長……
中村部長
中村部長
まぁもちろん、ごめんなさい
私
そんなこと分かってます
中村部長
中村部長
お前はただの部下だ。これからも
その言葉が強く胸に刺さる
中村部長
中村部長
幸せになれよ。伊藤なら大丈夫だろう
そう言って部長は歩き出した
振られるのは分かってたのに苦しい
私の恋は終わった
その晩私はずっと泣いていた
中村部長
中村部長
(いえるわけがない。俺もだって……)
(伊藤と幸せになれよ。)
ずっと唇を噛み締めて歩いてく

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