
第3話
2 。
『 寝坊 、 何回目 だと 思ってるの !? 』
「 ん 〜 、 忘れた 。 」
『 何それ !! もう ほんと 馬鹿 。』
そんな事 を 言い合いながら 、学校に 着いた 。
靴箱 を 開けると 、 勝利は 驚いた様に 何かを 取り出していた 。
『 ん ? 何それ ? 』
「 え 〜 っと 、 らぶ …… れた ー …… ? 」
『 が 、 やぶれた ー 。』
「ふざけないでよ 、 馬鹿 。 え … 、何か 照れるな 。 」
何それ …… 。
ラ ブ レ タ - より も 、 それをもらった 勝利が 照れてるのが 嫌だ …… 。
って 、 何 思っちゃってんの 、私 !!
『 へ 〜 、 で 誰から ? 』
「 咲 … ちゃん だ … 。 」
『 蜂谷 咲 ? 』
「 ん 、 そう 。 その 咲ちゃん らしい …… 。 」
“ 蜂谷咲 ” 。
彼女は 、勝利 と 同じ 陸上部に 所属している 隣 の ク ラ ス の 子 。
飛び抜けて 、 可愛い訳では ないが 、 愛くるしい 性格 で 、男女問わず 好かれている 。
『 何 ? 付き合うわけ ? 』
「いや …… 、 そういう目で見たこと無かったから …… 。 」
『 ふ 〜 ん 、 そっか 。』
内心 、 何処かで 喜んでる自分が 居るけど 、 何故なのかは よく 分からなかった 。
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