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2019/07/04

第1話

#1

「さ、狭山あなたですッ、よろしくお願いします。ペコ」

少しおどおどして自己紹介をしたのは、俺らの部の新マネージャー、"あなたちゃん"。


背が低くて、少し可愛らしいこの子に、他の奴らはメロメロで。

「ねぇねぇ、誰狙ってるの?」

「え、好きな奴いんの!?」

「彼奴はやめとけよ?」

そう言って指されたのは、俺だった。
でも、その子は顔を真っ赤にしてこう言ったんだ。

「わ、私、涼介先輩、かっこいいと思いますッ…///」

こんな無愛想な俺に対してこんなこと言う子、初めてだった。

「あ、もしかして山田狙ってんの?」

そう聞いたのは、サッカー部のキャプテン、高木さん。面白半分で聞いてる感じがどうも気に食わない。

「ねら、狙って!?いやいや、私みたいなのがそんな!それに、サッカー部には元から入ろうと思ってましたし!」

みんなが、なーんだって思ったのに、

「でも、山田のこと好きなのは否定しないんでしょ?」

またこの人は…

「ま、まぁ…私、中学からのファン、なんですけど…覚えられてないと思うので…えへへ」


「「ちゅ、中学から!?」」

みんなしてハモってんじゃねぇよ笑


「私なんて、覚えてないと思うので...」

「覚えてないわけないじゃんとか言わないの?笑」

まーた煽ってくるこの人はなんなんだ( ˙-˙ )


「覚えてないわけないじゃん?」

「「は?」」

「だから、覚えてんだって」

「え...それって、私の事覚えてるってことですか?」

「ん、そゆこと」

そりゃ、そうでしょ。
だって、俺の初恋の人なんだもん。

「え、いやいや、え、だって話したこともないし、え、?...ブツブツ」

何言ってんのかわかんないけど、めっちゃパニクってるみたい。

「なぁ、大丈夫?笑笑」

「え、あ、はい、大丈夫ですッ!!」


俺の問いかけに、笑顔で答えてくれる。

他の子みたいにキャーキャー言わないで素直に接してくれるこの子に、俺は惚れたんだ。