ep.2 『アイドルへの道』
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私は家から地下鉄に乗りお父さんが買ってくれた家の前までたどり着いた
いつもは車での送迎ばっかりだったから電車に乗るときはワクワクした
ピッ___
お父さんが買ってくれた家はマンションで防音になっておりレッスン室付きの部屋だ
私はマンションに入りエレベーターで自分の部屋がある階へ向かった
ガチャ__🚪
想像以上に良い部屋だ
前まで住んでた家の自分の部屋よりはせまいが1人で暮らすならこれで十分だ
そして何よりレッスン室があることが嬉しかった
レッスン室のはしには多分お父さんが気を使ってだろうか電子ピアノが置かれていた
これで3ヶ月後のオーディションの1次選考までみっちり練習ができる
私はやっと自由になれたんだとあらためて感じた
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。