転入……いや、防衛初日でここまで大事になるとは正直思っていなかった。
防衛?
あぁ。今回緑谷あなたさんが雄英高校に来たのは呪霊を祓うため。もうすぐ体育祭があるのはみんな知ってると思う。そのため、負の感情が溜まりやすく呪霊が増えるらしい。
俺はそんなの見えんからわからんが。
呪霊を祓うため、呪術師を育成する学校。東京都立呪術高等専門学校に依頼した。
んで、来たのがあなたさんだった。流石に緑谷の妹とは知らなかったが。なんか知ってるか?
いや。はっきりいって呪術師やってることも知りませんでした。
半年前、スカウト?だかで全寮制の高校に言ったとだけ母に聞いてましたけど。それっきりあってもないので。
クソデクのババァかっ…
あの3人は誰だったんだ?
恐らく、高専の生徒。
恐らく?
まぁ、今回任務に当たらせたのあなただけだからね〜。てか、僕もこんなになると思ってなかったよ。早めに僕の任務終わらせといて良かったー。
…………
『誰!?』
ちょ、五条さん。
まー。いいからいいから。僕に任せといてよっ!
初めまして〜♪僕、五条悟。よろしくね☆
(何このキャラ濃いの。)
さっきスカウトとか言ってたでしょ?それ僕のこと。
あなたのお兄ちゃんも見事に驚いてくれたみたいで僕嬉しいよ〜
僕のこと知ってるんですか?
勿論!
だって、今回雄英高校に来させたのって半分君に会わせるためだよ?
えっ……
んまぁ、あなたもまだまだ半人前。でも、これからきっと凄い呪術師になるよ。
んまぁ、僕のことは越えられないかな。
何故!?
だって僕、最強だもん。
シーン
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!