第37話

『呪術師』と『ヒーロー』

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2021/04/26 12:12

緑谷あなた

ムスッ……

虎杖悠仁

モグモグ

釘崎野薔薇

モグモグ

伏黒恵

……なぁ、なんで俺のベッドなんだ？

虎杖悠仁

伏黒は安静にしとけよﾓｸﾞﾓｸﾞ

釘崎野薔薇

そうよ。でも、軽傷で済んで良かったわねﾓｸﾞﾓｸﾞ

緑谷あなた

ムスッ

伏黒恵

で、それはいいんだけど、さっきからあなたはどうしたんだ？

釘崎野薔薇

あー、兄さんから雄英に来ないかってスカウトされてるらしいわよ？ﾓｸﾞﾓｸﾞ

虎杖悠仁

で、それを反対してるんだと。ﾓｸﾞﾓｸﾞ

緑谷あなた

バニラ(呆)『そうそう。』

緑谷あなた

チョコ(怒)『絶対に雄英になんか行かないけど。』

釘崎野薔薇

あなたって、ヒーローになんかされたんか？

緑谷あなた

ﾌﾘﾌﾘ

釘崎野薔薇

じゃあ、なんで？

緑谷あなた

……ミント『個性が嫌い。』

緑谷あなた

キャラメル『無個性だから行きにくい世の中なんだ。母は私が呪われてるって捨てた、』

虎杖悠仁

なんだそれ

緑谷あなた

いちご！『でも。だから、私は高専が好き！』

釘崎野薔薇

良いじゃない！高専に入れば！今度デートに行きましょう！

緑谷あなた

バニラ！『もちろん！！！』

赤染

『ご主人様を捨てるとか……ﾑｶｯ』

緑谷あなた

『赤染……勝手に喋んないでよ。』

赤染

『すみません……って言うか、さっきから呪いの王がこちらを見てるんですけど。』

虎杖悠仁

宿儺？

両面宿儺

ｹｯｹｯｹｯ……小娘。面白いもんに憑かれてんじゃないか。

虎杖悠仁

面白いもん？

赤染

……

ｽﾞｯ

赤染

何が面白いもんだって？

虎杖悠仁

うおっ……あん時の。

釘崎野薔薇

な、なんか。雰囲気イケメンね。

赤染

俺、物じゃないんですけど。それと、貴方とちがって、人間は好きなので。

両面宿儺

ｹｯｹｯｹｯ……

伏黒恵

お前。そういえば誰だ？

赤染

そうですね。申し遅れました。俺は赤染って言います。一応呪霊らしいんですけど、ちょっと特殊っぽいですね。

伏黒恵

特級？

赤染

になるらしいですね。

釘崎野薔薇

この2人よりもマシね。

赤染

釘崎さんと言いましたね？はじめまして。いつもご主人様と仲良くしてもらってありがとうございます。

釘崎野薔薇

な、な、、し、紳士じゃない！

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麗日お茶子

あなたちゃん、無事で良かったね。

緑谷出久

うん。

飯田天哉

緑谷君？君らしくないな。

緑谷出久

……あなたを、雄英に誘ってるんだけど…話を聞いてもくれないんだ。

緑谷出久

連絡先も全て切られたし……

麗日お茶子

あなたちゃんにも、何か事情があるんやない？

緑谷出久

……

緑谷出久

(僕が……もっとしっかりしてれば。)

緑谷出久

(僕が個性を持っていればあなたが捨てられることも無かったんだ……)

緑谷あなた

(兄さん……私はもう会えない。)

緑谷あなた

(私は『呪術師』になるから。)

緑谷あなた

(わかってよ……)

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第38話わっしょい！！

N🐺🗡@1部小説訂正作業中

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グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。