🦇くんたち家に着いて
🦇「あ、そことか適当に座ってて」
そう言ってあなたちゃん寝室に運び
🦇「あなた、着いたよ」
と声をかけても応答がなくて
🦇「あなた…?」
と顔を除くとすやすやと眠っていて
🦇「疲れちゃったよな…」
なんてベッドにそっと降ろして
頭を優しく撫でてリビングへ
🐻「あなたちゃん大丈夫そう?」
🦇「うん、疲れて寝ちゃってたけど」
🐻「そっかそっか」
🦇「コーヒーで良かった?」
🐻「あ、うんありがとう」
🦇くんコーヒーの入ったマグカップ2つ机に置いて座ると
🦇「俺、あなたとの婚約解消しようと思う」
🐻「え…?どうして…」
🦇「俺といるときっと不幸になる…あなたには幸せになってほしいから」
🐻「それがあなたちゃんの幸せだと思うの?」
🦇「うん、俺は人のことを上手に愛せない、だから…」
🐻「ばかじゃないの?」
🦇「は…?」
🐻「勝手にあなたちゃんの幸せ決めつけるなよ。あなたちゃんの気持ち聞いたことあるの?」
🦇「それは…」
🐻「ないでしょ?あなたちゃんね、確かに悩んでたよ🦇さん本当は私と婚約嫌なのかな…とか良く言ってた。
でもね、今日の朝優しくてとか私🦇さんの不器用なりにだけどたまにでる優しいところが好きなんですって言ってた。」
🦇「えっ…」
🐻「俺それ聞いた時あー、負けたなって思ったよあなたちゃんは確かに不安がってる時もあったけどちゃんと🦇のこと好きなんだなって」
🦇くん静かに涙を流していて、
🐻「2人はお互い会話が足りないだけ。ちゃんと思うことがあるならお互いちゃんと伝えるようにしなよ。
そうすれば絶対上手くいく」
🦇「ありがとう…🐻、本当に…」
🐻「泣くなよー笑俺が泣かせたみたいじゃん笑」
そんな会話をしているとあなたちゃん目が覚めたのか寝室から
出てきて、
『🦇さん…?泣いてる、?泣かないで…』
なんてぎゅっと抱きついてきて
🦇「あなた…?」
『🦇さんが泣いてるの見たくないです…』
「んっ、ごめん」
そう言って涙をふいてぎゅっとあなたちゃんを抱き寄せる🦇くん
🐻くんと目が合うと🐻口パクで
「ちゃんと伝えろよ」
と言われ
🦇「あなた、あのさ…」
『はい…?』
🦇「俺、あなたのこと愛してるよ本当に。今まで言葉足らずでごめん」
なんて顔真っ赤にしながら言う🦇くんがかわいくて
『ふふっ、顔真っ赤です、私も愛してます』
そう言うと🦇くんあなたちゃんをぐっと抱き寄せて深いキスをしてきて
『んッ…んぅッ…』
なんて暫くキスしていると
🐻「あのーね?一応俺いるからね?笑」
🦇「あっ…!ごめ…」
🐻「いーや、幸せそうでなにより笑」
🦇「本当にありがとう」
『ありがとうございます本当に』
🐻「どういたしまして」
🦇「よし、なんか夜出前でも取ろ、🐻も一緒に」
🐻「じゃあお言葉に甘えて」なんて3人で仲良く夜ご飯を食た
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………………………………………………end…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。