第6話

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2020/06/05 23:00
次の日の朝あなたちゃんが目を覚ますともうそこには🦇くんの姿はなくて…

『あれ…パジャマ着てる…』

なんて不思議に思いながらかなり痛む腰をあげて
リビングへ。

『お、おはようございます…』

🦇「ん、」

『今すぐ朝ごはん作ります』

なんてキッチンに向かおうとすると腕を掴まれて

『へっ…』

🦇「そこ、うつ伏せになれ」

『は、はい』

うつ伏せになるとパジャマを捲られてヒヤッと冷たい感覚が。

🦇「腰、痛いんだろ…」

腰を触るとそこには湿布が貼ってあって

『ありがとうございます…!』

🦇「別に。それより朝ごはん早く作って」

『はいっ』

そして朝の支度も終えて出勤をすると

🐻「あ、おはよあなたちゃん」

『おはようございます』

🐻「あの…昨日大丈夫だった…?」

『あ、大丈夫です…!』

🐻「そっか、ならよかった」

なんてかなり🐻くん昨日怒ってた🦇くんの様子を気にしていたみたいでホッと一安心。

そしていつも通り🐻くんとお昼ご飯を食べに外に出ると見たことない女の人と喋っていて、
次の瞬間その女の人🦇くんの首に腕を回してキスをしていて…

🐻「あなたちゃん、あっち行こう」

なんてその場で固まってしまったあなたちゃんを少し離れたところへ連れて行くと
もう既に涙を流していて

「あなたちゃん…」

『す、すみません…大丈夫です…』

なんて一生懸命涙を拭うあなたちゃん

🐻「嘘つくな…」

なんてぎゅっとあなたちゃん包み込むように抱き寄せて

🐻「落ち着くまでこうするから」

そう言われあなたちゃん🐻くんの胸元で沢山泣いて

『ありがとう、ございます…落ち着きました…』

🦇「こんな会社の近くでよく堂々と人の女抱き寄せるよなおまえ」

なんて気づいたら🦇くんがいて、

🐻「ふざけんなよ、誰のせいでこうなってると思ってんだよ!」

なんて
🐻くん珍しく声をあらげて🦇くんの胸ぐら掴むと

🦇「は?」

🐻「あなたちゃんって相手がいながら他の女とキスしてるようなやつが何言ってんだよ」

🦇「ちが、あれは…」

「これ以上あなたちゃんのこと傷つけるなら俺が奪う。」

それだけ言い残して行こうあなたちゃんって手を引いて
会社へ…

🦇「、、」

その時の🦇くんの
どこか悲しそうな、
今まで見たことない顔をしていてそれがあなたちゃんは引っかかった…

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