第4話

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2020/06/04 01:00

あなたちゃんが配属されてから1週間が経ったある日。

いつも通り定時で上がろうとすると

課長「あ、あなたさん!」

『はい?』

課長「すっごい申し訳ないんだけど…ちょっと今日中に終わらせたい資料があって…」

『あ、大丈夫ですよ!私のやります!』

あなたちゃん家にはやく帰りたくないのでちょうどいいと思い残業引き受けることに。

ただのその資料作り想像以上に量があって色んな先輩が

「手伝おうか?」

と声をかけてくれるけどあなたちゃん

『大丈夫ですよ!』

なんて先輩気遣って1人で進めていると気づいたらもう残っているのは自分だけで、
もう9時を過ぎていた
そんな時にケータイが鳴って…

🦇「どこにいんの」

『残業頼まれて遅くなりそうなので先に寝ててください』

それだけ返信して
仕事に取り掛かり30分後。
あなたちゃん気づいたら寝ていて…
そんな時ちょうど忘れ物を取りに来た🐻くん。

🐻「あなたちゃん…?」

すぅすぅと寝息が聞こえてきて

🐻「あれ…?寝てるじゃん、」

顔を覗き込めば熟睡してるあなたちゃん
そんなあなたちゃんの寝顔見ていたら
なんだか愛おしく思えて

🐻「こんな寝顔子供みたいなの…?かわいすぎ…てか風邪ひいちゃうし…」

なんて呟きながら自分のジャケットかけてあげてあなたちゃんのやっていた仕事かわりにやっていると

『んぅ…』

なんて寝言のような声が聞こえてきて

「はぁ…」

「仮にも婚約者がいる子にこんな感情持っちゃダメだよね、、」

なんて自分
自分の気持ちと葛藤しながらあなたちゃんの頭そっと撫でてあげると

『んっ…🐻…先輩…?』

「あ、起きた?」

『へっ…あ、!すみません!私寝ちゃって…、』

「大丈夫だよ。初めての残業がこの量って疲れちゃうよね俺今残りやっといたからさ、帰ろ?」

『えっ!すみません…ありがとうございます!』

「どういたしまして」

『あっ、ジャケットまで…』

「あー、いいのいいの俺暑かったし!ここ冷房効きすぎてるから女の子にはちょっと寒いよね」

なんて言って荷物をまとめて

「よし!帰ろっか」

『はい!』

なんて部屋を出ると

🦇「ふーん、あんまりにも遅いから迎えに来てみればなに。密会?」

なんて完全に目が怒っている🦇くんが
なぜか居て…

『🦇…さん…』

🦇「🐻、おまえもいい度胸してんな。人の婚約者に手だそうなんて」

🐻「え…?あなたちゃんの婚約者ってまさか🦇さん…?」

🦇「🦇さんって…笑俺ら一応同期だろ堅苦しいな。」

🐻「俺だって立場ぐらい弁えて喋ることぐらいできるんだよ…」

🦇「ふーん、まあそんなことより俺が怒ってんのはおまえ」

なんて言ってあなたちゃんの腕ぐっと引っ張ると
ほっぺ掴んで

🦇「🐻と何してたか知らねえけど下手な真似したら許さねえからな」

『わ、私は…!残業してただけです…
それ🐻先輩とはなにもありません…
ただ残っていた仕事手伝ってくださっただけです…』

🦇「次こんなことあったらただじゃおかねえから。」

なんて言ってあなたちゃんの腕を引っ張って連れ帰る🦇くん。

その時のあなたちゃんの
今にも泣きそうな目が🐻くんはかなり引っかかったみたいで、、

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