第9話

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2020/06/09 00:00
🦇くんが電話に応答するとあなたちゃんの声ではなく男の人の声が…

✕「あ、どうもーあなたちゃんと同じ課に所属してる✕✕です」

🦇「なんであなたのケータイで…」

✕「あぁ、雨の中一人でいたんで助けただけですよ」

『ちがっ…🦇さんっ…!』

なんて電話の奥からあなたちゃんの声が聞こえて

✕「うるせえな!黙ってろよ!」

なんて会話が聞こえて

🦇「おまえ、あなたのこと助けたわけじゃねえだろ」

✕「ったく、バレちまったじゃねーかよ…」

🦇「おい、ふざけんな!今どこにいる!」

✕「どこにいる!って言われて教えるやついるの?むしろ笑」

🦇「なにが目的でこんなことしてる…」

✕「俺はあなたちゃんが入社した時からずっと…!好きだったんだ!なのに婚約者がいるからって断り続けられて!俺のほうがあなたちゃんを愛してるんだ、だからこれからは俺がたっぷりあなたちゃんに愛情注いであげるから安心してよ」

なんて後半熱がこもりすぎて🦇くんの質問の応答になっているから微妙だったけれどとにかく
このままじゃあなたちゃんが危ない事は間違いないなと思い考えていると

✕「まあ、もうあなたちゃんは俺のものだから」

🦇「は…?ふざけんなあなたを返せ…!」

✕「無理なお願いばっかだなあ」

なんて言って電話を切られてしまい…
🦇くん同じ課の🐻くんならなにか知っているんじゃないかと思い電話をかける

🦇「入社した時から番号変えてないよな…」

なんて思っていると

🐻「はい、🐻ですけど」

🦇「🐻!🦇なんだけど今どこにいる!」

🐻「どうしたの…?そんな慌てて家だよ」

🦇「あなたが誘拐された…」

🐻「えっ…!?ちょっと待ってて□□駅前のコンビニ集合で」

🦇「わかった」

そして2人が無事合流して

🐻「それでなにか手がかりはあるの?」

🦇「あなたと同じ課の✕✕だって言ってて、だから🐻も何か知ってるんじゃないかなって」

🐻「✕✕…あいつか…」

🦇「やっぱなんか知ってるのか?」

「いや、あいつあなたちゃんが入社した時に一目惚れしたらしくてかなりしつこくアプローチしてたんだ…」

🦇「えっ…」

🐻「1回家までついてこられたりとか結構ストーカー紛いなことしてたらしくて、それ以来俺が出来るだけ一緒に帰るようにしてたし、なんかあったら連絡できるように電話番号も渡したんだ…」

🦇「俺、そんなの1つも…」
🐻「あなたちゃん🦇に心配かけたくないからって言ってた」

自分を頼ってもらえなかったショックで言葉が出ない🦇くん

🐻「あなたちゃんなりの気遣いだよきっと…今から助けに行ってあげて守ってあげればいいだろ」

🦇「おう…」

🐻「誘拐したってことは多分家だろ…わざわざ🦇に伝えたのは自分の家知らないからって安心してるからだと思う。
あいつの家一応知ってるから行ってみよう」

🦇「ありがとう、助けてくれて…」

🐻くん珍しく素直な🦇くんに少し驚きながらも

🐻「お礼はあなたちゃん,ちゃんと助けれてからたっぷりしてもらうから」

なんてイタズラに笑った
そして2人で✕✕の家に向かうことに。

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